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第32章 日本最古の遊園地

『ここの…遊園地のお化け屋敷は
日本一怖くないと有名みたいです…』

それなりに…大きさはある感じだけど
ドキドキお化け屋敷　どろろん旅行社と
書かれた看板が掲げられて居て。
アトラクションの雰囲気は、
昔ながらの和風の感じの外観に。

かなり…ポップにデフォルメされた
一つ目小僧や河童が描かれている。
確かに怖いと言うよりは
可愛らしい印象のイラストで。

『折角ですし、お化け屋敷は
２人ずつで入りましょうよ』

そう港斗君が提案して
２人ずつに分かれて行く事に
良くあるウォークスルータイプじゃなくて
ライドスルータイプのお化け屋敷で
トロッコみたいな乗り物に乗るけど。
一応定員は４名みたいだけど
そんなに大きくないサイズなので
４人で乗るとギュウギュウ感がしそう。

先に葵ちゃんと小林君が
トロッコで出発するのを見送って。

『後ろから２人を撮れますかね？』

日本一怖くないお化け屋敷を
楽しんでいる様子を撮影する気で
居たみたいだったんだけど。
２人のトロッコが出発した後に
バタンと扉が閉まってしまったから。
こっちの乗っているトロッコが
出発した頃には…先に進んでいた
トロッコが次のエリアに進んで行っていて。

撮影は諦めて、この可愛い
お化けさん達が出て来る
小さな子もにっこりの
可愛いお化け屋敷を楽しむ事にして。

『巴、あれ、マルヤクデですよ…』

「いや、…多分…あれは
ムカデの妖怪じゃないかな？」

可愛らしいお化け屋敷に
ほっこりとした後は、
オクトパスパニックと言う
タコの形をしたアトラクションに乗って。

その後は……そのタコの隣にある
何をするのかが謎めいた…
アトラクションに…並んでるんだけど。

『これ、何ですかね？
テーマパークとかに良くある
心理テストみたいなのですかね？』

どんなアトラクションなのかって
言うのが…全然分からなくて。
ただ…園内マップに乗っている
このアトラクションの写真には
エジプトのファラオの顔が付いた
箱みたいなのに入って
手だけが出てるって言う状態の
写真が載っているだけで。

この…アトラクションの前で
アトラクションの説明を見ても
これがなにか全然分からない。