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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第36章 2024年12月1日

「本当だね…下から見上げる紅葉も
綺麗だったけど。こうして
上から見下ろす紅葉も…良いね…」
『クリスマスマーケットと
紅葉も一緒に楽しめるなんて。
一粒で二度美味しいですね。』
布引ハーブ園の紅葉は
例年11月上旬から12月の
上旬までが見頃で…、今年は
紅葉のし始めが遅かったのは
遅かったが紅葉し始めてからは
例年通りになった感じで。
「クリスマス前は…ここも
毎年…大混雑する…みたいだし。
クリスマスマーケットは
11月から楽しめるもんね…」
ロープウェイの空の旅は
10分程で終了し、
ハーブ園山頂駅に到着する。
来る道中のロープウェイは
紅葉だったけど駅から
展望広場に出ればそこは
クリスマスムード一色になっていて。
木製のオブジェの様な
クリスマスツリーを眺める。
ツリーではなくてこれは
クリスマスタワーと言うらしい、
剪定をした時に出て来た枝とかを
利用してこのタワーを作っているのだそう。
『巴、あっちにめっちゃでっかい
クリスマスリースがありますよ』
直径がなんと3メートルもある
特大サイズのクリスマスリースを
背景にして写真を撮ったりする。
記念撮影をした後は、
ドイツ製の木で出来た
可愛いオーナメントや
アドベンドカレンダーを販売している
クリマスマーケットを見てまわる。
『シュトーレン売ってたら買いましょうよ』
「そうだね…シュトーレン欲しいね」
『あ、あそこにあるみたいですね、
ホットチョコレートも売ってる
みたいですし、僕買って来ますね』
適当な所に座っていて下さいと
言いながら彼がハニーデュウと
書かれた看板が掲げられている
ドリンクや軽食を販売している
テイクアウトスタンドで。
シュトーレンが販売されているのを
見つけたみたいで。
ついでにホットチョコレートを
買って来てくれると言うので
空いている適当な所に座って
旦那さんが帰って来るのを待つ事にした。
テラスに並べられている
パラソル付きのテーブルと
そのテーブルにセットされている
ガーデンチェアにも赤いリボンが
綺麗に結ばれていて。
クリスマスムードを盛り上げている。
空いているテーブルを探して
巴がそのテーブルにある椅子に
座って港斗が戻るのを待った。

