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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第41章 憧れの異世界 ハウステンボス ~夜編~

何が凄いって、建物上から
滝の水が流れて来るみたいに
光が流れ行くように見えていて
その流れて来た光の水が
下の芝生のエリアの一帯に平がって行く。
こうして歩ていると
光の海の中にいるみたいな…
そんな風に感じてしまう。
『そろそろあっち側に移動しましょうか
人も…割と集まって来てますし』
「あっち側ってどっち?」
今居る光の海みたいな場所の
向こう側にスプラッシュフィールドと言う
小さい子供が水遊びをするのに
丁度いい浅瀬のちゃぷちゃぷ池の様な
綺麗にタイル張りになった池がある。
その…ちゃぷちゃぷ池と
その向こう側の円形のプールの間に
ウッドデッキのスペースがあって
そこに人が集まっていて
カップルや若い子達のグループが
ウッドデッキにぞろぞろと
集まって来ていて座り込んでいる人も居る。
ハウステンボスの営業時間は
夜の22時までで、私達が
クルージングから帰って来たのは
その1時間前の21時。
まだ…閉園までの時間で楽しめる
ショーがあるみたいで…。
旦那さんはそれを見るために
このアートガーデンに
私を連れて来てくれたみたい。
『僕達も座っちゃいましょうか』
これ、下に敷きますか?と
園内マップを差し出してくれて。
お尻の下にそれを敷かせて貰って。
ショーの開始前には
さっき見ていた光の滝みたいな
イルミネーションは消えるから
周囲は真っ暗になってしまう。
「わあっ、あれが消えたら
真っ暗になっちゃった…」
『ショーが良く見える様に
イルミネーション消えるんですね…』
「あ、始まるみたい…だよ」
21時30分からの、
噴水と音楽と、光のショーを
旦那さんと一緒に楽しんだ。
さっきクルージングしながら
見たウインター花火と
この噴水のショーは同時刻開催なので
一緒にショーと花火を観る事も出来るのだそう。
『花火も良いですけど
噴水のショーも中々いいですね』
「うん、凄い…綺麗だね
かなり高さもあるから、
迫力が結構あるし…」
12分間のショーを見終わって、
時刻は21時42分になる。
ホテルヨーロッパまで
閉園前の時間になって
人の数も少なくなって来た
パークの中を歩いて移動する。

