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第46章 ラブホ忘年会

『折角…明日の１３時まで使えますし…、
岩盤浴にも入りましょうよ。別に
無理に２８日にイルミ行かなくても
次の日でも全然行けますしね…』

フルーツフラワーパーク大沢の
神戸イルミナージュの
webで買える事前購入チケットは
特定のクリスマスとか年末の
大晦日のカウントダウンイベントとかの
除外日を除いた期間中なら
いつでも使えるチケットみたいで。

明日の夜に行こうかって
話してたイルミネーションを
１日ずらしてもいいですねと
そんな感じに話をしていて。

ソファでイチャイチャ…していると
テレビからは喘ぎ声が聞こえて来る。

『でもこう言うのも良いですね、
普通のラブホのパーティプランだったら
同じ部屋で雑魚寝になりそうですけど。
フロア全部が自分達の貸し切りだから…
他のお客さんに迷惑になる事もないですし。
最初は皆でワイワイして…、
寝る時の部屋は３つあるから
それぞれの部屋に分かれれば
お互い気兼ねなく楽しめますし…』

ね？と…こっちの腰を引き寄せながら
旦那さんが耳元で囁き掛けて来て。

双子は…そのつもり…で…、
私達夫婦と葵ちゃんと小林君を
誘ったんだと思うんだけど…。

「でも…意外だったなぁ…」

『小林君の事ですか？
小林君は…運動とか…苦手そうに
多分イメージで見えちゃうのかもですけど、
ビリヤードは今日知りましたけど。
ボーリングも院内の大会で
入賞したことがある実力ですよ？』

そうだったんだ…、確かに
あんまり…こう…勝ち負けの有る事に
熱心になるイメージが…
普段の小林君にはないから、
ギャップが凄かったんだけど…。

「葵ちゃんも…今日のあの
小林君の姿を見て益々
好きになっちゃたかもね？」

『露天風呂…あるんでしたっけ？』

「うん、外の露天風呂も
お部屋のお風呂もお湯張りしてあるよ」

『また普通に来てもいいですね。
ああ、確か系列店が近くに
あったと思うんですよ、こっちは
モダンですけど、ラグジュアリーが』

そんな話をしながら、
もうソファの所で
旦那さんが服を脱ぎ始めてて。

「ここで…脱いじゃう…の？」

お風呂の脱衣場で脱げば
お風呂場から外の
露天風呂に出られるんだけど…。