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第49章 ２０２４年の年の瀬

ゴンドラは最大６人まで
一度に乗れるサイズだから
夫婦２人だとかなり広いサイズ。

シースルーゴンドラは
床とか本体だけじゃなくて
自分達が座る椅子もスケスケで。
思わずスマホで短い動画を
撮影してしまいたくなる。

「おおっ、凄い…飛んでるみたい…」

『ここから眺める、夜の
明石海峡大橋も良いですね』

そうこっちの耳元に
囁き掛けて来る
旦那さんのムードが甘くて。

他に…乗っている人が居ないから…
シースルーのゴンドラなのに
キス…しちゃったりとか…して…。

終始ゴンドラの中で
旦那さんとイチャイチャしながら、
明石海峡大橋から、その奥の
神戸の街の夜景…そして
神戸空港や大阪の…街の灯りを
冷暖房完備のゴンドラで
ぬくぬくしながら…眺めて楽しんだ。

「……夜の観覧車…素敵だったね…」

『デートには夜の観覧車も良いですね、
さ、中寄って買い物して、
スタバ買って行きましょうよ』

ちょっとした飲み物とかお菓子とかを
中の売店で購入して、ミスドもあるから
お土産と自分が食べたいからと
旦那さんはドーナッツを皆で
食べれる様にって色んなのを購入していて。

外にあるスタバで飲み物を買って、
車に戻って来て淡路島の
サービスエリアを出発した。
ここからは目的地は車で５分ぐらいの
距離なので…もうすぐに到着して。

最大１０名まで利用できるだけあって
敷地には駐車場が７台分あるから
空いているスペースに車を駐めて。
お土産を持って降りると、
旦那さんが大きな荷物は運んでくれるので
ドーナッツ持って欲しいと託されてしまって。

淡路島のサービスエリアで
港斗君がお義母さんにもうすぐ行くと
ＬＩＮＥをしていたから
お夕飯がすぐに食べられる様に
して置いてくれているみたいで。

その時にお義母さんからの
LINEで知ったんだけど。
港斗君のいとこの紫杏さんの所の
ご一家は……おちびちゃん２人が
インフルエンザになってしまって。
今回は帰省はして来ないと言う事みたいで。

その代わり…に、例の…
前にひと悶着…あった…
旦那さんのいとこの紫苑さんが…
婚約者と一緒に顔見せに来てるみたい。