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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第49章 2024年の年の瀬

”生田紫苑”
紫苑さんは、彼のお父さんの
お兄さんの娘さんで。年齢は
彼よりも2歳年上だから
今は…27歳の…はず…だ。
彼の西宮のご実家には…
ちょこちょこ行かせて貰ってるけど。
彼女と出会ったのは、今年の
ゴールデンウイークの前の…
4月27日にご実家にお邪魔をさせて
貰った時い出会ったのが最初で最後で。
お盆に顔を出した時には、
彼女は新しく出来た彼氏と
ハワイ旅行に行っていたのだけども。
なんでも…そのハワイ旅行に
行った彼氏とはその後に破局して、
10月にお見合いをした相手の
男性と…順調に交際をしてるみたいで。
なんと…この度…、あの…
色々と…男性関係が乱れていた
紫苑さんが…身を固めると言うらしく。
お相手の男性を連れて、
泊りに来て居るのだそう。
『でも…驚きましたよ…、
あの紫苑が…結婚するなんて…。
全然…結婚とか興味ないんだって
思ってましたし…あんな感じだったから…』
玄関のドアの前で、旦那さんが
そんな事を言っていて。
紫苑さんも…結婚が決まっていて
婚約者と一緒に来てるんだったら
私に滅多なことして来ないだろうし。
亜希子さんが言うには、
おちびちゃん達が来れなくなったから
お友達をお招きしてると言っていて。
そのお友達の方と、紫苑さんの
婚約者の男性とは初対面になるから
ご挨拶をしないと…って思いながら。
玄関のインターフォンを鳴らすと
出迎えてくれたのは…旦那さんの
お義母さんの亜希子さんでもなく、
ましてや…お父さんの…浩輔さんでもなく。
良く見た顔が…出迎えてくれて。
『待っとったでぇ~、ミナト、巴ちゃん』
『どうぞ、今、すき焼き用意してるから』
水嶋來翔と有翔の双子が出迎えてくれて。
そう言えば…、親戚ではないけど
港斗君のご一家と、水嶋家のご一家は
家族ぐるみにお付きあいだとは
聞いた事があるから…。
前に双子が淡路島の美味しい物を
届けてくれた事もあったし。
水嶋一族の別荘が南淡路にあるから
双子がここに居ても…なんら
違和感を感じないと言えば感じない。
『すき焼き…凄い…良い匂い……』
『そうそう、前に旅行した時に
景品にした淡路の牛肉あったやろ?』

