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幻影の胡蝶 〜桃源郷の寵妃達〜
第7章 西の虎【白虎】…※
玄武から見たら、朱雀と白虎は人間らしい感情の持ち主だった。








【胡蝶】が蘇りをした時に、玄武は1番最初に【胡蝶】の心情に寄り添った。

最後まで【胡蝶】に縋っていたのは、朱雀だった。

彼は【胡蝶】が桃源郷を離れる事を最後まで拒んだ。







その姿こそが、【胡蝶】の思い人だと言う事も忘れて。






白虎は朱雀ほど【胡蝶】には縋らなかった。

しかしそれは、朱雀より気持ちが無かったわけでは無く。

彼の能力の問題だった。








「はぁっ……白虎様っ!!」

白虎の腕の下で嬌声を上げる鶯を見下ろした。








(小さくて…可愛い…。)







少し乱暴にした方が鶯は好きだと知っていても、白虎はどうしても鶯を優しく抱き締めてしまう。

「…っ鶯……、しばらくは俺の側に居てくれる?」

後ろから鶯を抱き締めて、彼女の細い肩に噛み付いた。







「あっああっ!…白虎様……嬉しいです……。」

鶯の体が前に崩れると、白虎はそのまま後ろから鶯の中を堪能した。

小さなお尻を掴んで、何度も何度も自分のモノを押し込んだ。








鶯の中は小さかったけど、ちゃんと四神達のモノを奥まで咥えてくる。

(鶯も可愛かったけど…、もう会えなくなるのか…。)

そう思ったら、胸が少し痛くなった。







白虎に託された女人は、玄武が転生させると決めた女人だ。

白虎の能力は、女人達の桃源郷への執着を忘れさせる事が出来た。







朱雀は女人の心残りを癒し。

玄武は女人の心の内を知る。

それでも癒されない女人は、白虎の能力によって少しずつ…。

桃源郷への未練を消されていく。







未練が無くなり、良い思い出として桃源郷を去る女人達は、行って綺麗な笑顔だった。







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