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ポートレート – Portrait –
第2章 試撮
「うん。俺が弾くよ」
「えええ!!」
「母がピアノ教室の先生で、俺も小さい時から。大学もピアノか、写真専攻で迷ったくらい」
「じゃあ、KENさんも弾いてみてくださいよ」
「うん。分かった。何にしようかな…ラフマニノフのパガニーニ主題による狂詩曲は?」
「すぐに出てこないけど、聴けば分かると思います」
「了解。いいところだけ抜粋して弾くから」
今度はKENが、ロシア人作曲家ラフマニノフの『パガニーニ主題による狂詩曲』を弾き始めた。
————あっ、この曲か…聴いたことある。ゆっくりとした曲でいいな…えっ…この人…う…うまい…すごく綺麗な音を出してくる…。
「KENさん、すごいです…」
「えええ!!」
「母がピアノ教室の先生で、俺も小さい時から。大学もピアノか、写真専攻で迷ったくらい」
「じゃあ、KENさんも弾いてみてくださいよ」
「うん。分かった。何にしようかな…ラフマニノフのパガニーニ主題による狂詩曲は?」
「すぐに出てこないけど、聴けば分かると思います」
「了解。いいところだけ抜粋して弾くから」
今度はKENが、ロシア人作曲家ラフマニノフの『パガニーニ主題による狂詩曲』を弾き始めた。
————あっ、この曲か…聴いたことある。ゆっくりとした曲でいいな…えっ…この人…う…うまい…すごく綺麗な音を出してくる…。
「KENさん、すごいです…」