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ポートレート – Portrait –
第4章 蝶になった小説家
風が吹く昼の陽光を浴び、チェックのシャツが旗のようになびくのも全く気にせず、胸元を黒のキャミで強調し、デニムのスキニージーンズを穿いて歩く女性がいた。月星真衣だった。
時間どおり目的地に着いた真衣は、呼出ボタンを押した。カメラを首からさげた写真家のKENが出てきた。
「真衣ちゃん、こんにちは。メガネはどうしたの?」
「すごくいいと言われたので、今日はコンタクトです。髪も下ろしてきました」
「うん。昨日と全然印象が違うね。昨日より真衣ちゃんらしくて、かわいいよ」
「ありがとうございます」
と真衣は満面の笑みで答えた。
時間どおり目的地に着いた真衣は、呼出ボタンを押した。カメラを首からさげた写真家のKENが出てきた。
「真衣ちゃん、こんにちは。メガネはどうしたの?」
「すごくいいと言われたので、今日はコンタクトです。髪も下ろしてきました」
「うん。昨日と全然印象が違うね。昨日より真衣ちゃんらしくて、かわいいよ」
「ありがとうございます」
と真衣は満面の笑みで答えた。