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第5章 新発見の戸惑い

「な…ないと思います…」

「きっとね、真衣ちゃんの体に心地いい周波数帯と、カメラのシャッター音の周波数が近いんだと思う」

「わ…分からないです…」

「じゃあ、実験してみようか。真衣ちゃんは今のように椅子に座ったまま、ある曲を聴いてもらっていいかな？」

「は…はい…」

「チャイコフスキー、ピアノ協奏曲第1番でどうかな？」