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ポートレート – Portrait –
第5章 新発見の戸惑い
「そうだよ。蜘蛛の巣と同じように動けないようにしたんだから」
KENは動けずにもがいている彼女の姿を撮影する。
「真衣ちゃん、こっちを見て。目がうつろですごくいい顔をしてるよ。うん、そう、その顔だよ!」
何枚も何枚もシャッターが切られ、触りたくても触れない真衣は、吐息をもらしていく。
「ぁぁ…くぅ…音が…おかしくさせる…」
「やっぱり思ったとおりだ。真衣ちゃんは、音で体が反応するんだね」
「えっ…?」
「今、使っているこのカメラ、真衣ちゃんが初日に、シャッター音が気持ちいいと言ったカメラだよ。気になって、ずっと同じカメラを使ってみたんだよ」
真衣は弱々しい声で返事をした。
「確かに…気持ちいいです…あの音…」
「真衣ちゃん、絶対音感持っているでしょう?」
KENは動けずにもがいている彼女の姿を撮影する。
「真衣ちゃん、こっちを見て。目がうつろですごくいい顔をしてるよ。うん、そう、その顔だよ!」
何枚も何枚もシャッターが切られ、触りたくても触れない真衣は、吐息をもらしていく。
「ぁぁ…くぅ…音が…おかしくさせる…」
「やっぱり思ったとおりだ。真衣ちゃんは、音で体が反応するんだね」
「えっ…?」
「今、使っているこのカメラ、真衣ちゃんが初日に、シャッター音が気持ちいいと言ったカメラだよ。気になって、ずっと同じカメラを使ってみたんだよ」
真衣は弱々しい声で返事をした。
「確かに…気持ちいいです…あの音…」
「真衣ちゃん、絶対音感持っているでしょう?」