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ポートレート – Portrait –
第6章 才能の協奏曲
————ぁぁぁ…すごい綺麗な音…力が一気に抜けていく…力強く抱きしめられているみたい…もう…。
「ハァハァ…だめ…いっ…ァァッ…すごぃ…ンンッ…アァァァッ!」
今まで声を出すことを我慢してきた真衣は、大声を上げながら果てていった。大音量の演奏で、KENにはほとんど聴こえなかった。最後20秒程度のフィナーレを、真衣は果てた後の余韻の中で、首をうなだれて聴いていた。真衣は続いていく演奏の中で、体を痙攣させていた。
KENが演奏を終え、額の汗を拭うと、椅子に縛りつけられていた真衣に近付いていく。全身の力が抜け、気絶している感じにKENには見えた。
「真衣ちゃん、終わったよ。大丈夫?」
KENの声が聞こえると、真衣は少しだけ目を開けて、KENの方を見つめた。弱々しく、やっとのことで声を出していく。
「ハァハァ…だめ…いっ…ァァッ…すごぃ…ンンッ…アァァァッ!」
今まで声を出すことを我慢してきた真衣は、大声を上げながら果てていった。大音量の演奏で、KENにはほとんど聴こえなかった。最後20秒程度のフィナーレを、真衣は果てた後の余韻の中で、首をうなだれて聴いていた。真衣は続いていく演奏の中で、体を痙攣させていた。
KENが演奏を終え、額の汗を拭うと、椅子に縛りつけられていた真衣に近付いていく。全身の力が抜け、気絶している感じにKENには見えた。
「真衣ちゃん、終わったよ。大丈夫?」
KENの声が聞こえると、真衣は少しだけ目を開けて、KENの方を見つめた。弱々しく、やっとのことで声を出していく。