この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
天狐あやかし秘譚
第85章 興味津々(きょうみしんしん)
あの錠剤は、水に反応して呪紋を浮き立たせる。
その呪紋は一瞬の効果発動しかしないが、強力な力を発揮する。
周囲に漂う不浄霊を、飲んだ人の体内に引き寄せ、憑依させるのだ。
憑依した霊は数時間から数日で抜けるにしても、それ相応の身体的、精神的影響を及ぼす。
色の違いは引き寄せる霊の違いだ。

『青』は自然霊を、『黄色』は動物霊を・・・そして『赤』は・・・

「どうだい?陰陽師さんよ・・・『色情霊』に取り憑かれた気分は?」

憑依が完成した瞬間、処女であるはずの私の身体が発火する。
胎内がズクズクと疼く。霊の記憶が流れ込んでくる。

ああ・・・ホシイ・・・ホシイ・・・おちんぽ・・・
犯してほしい、私・・・全部・・・

びくん、と身体が跳ねた。憑依の衝撃に体が耐えられず、軽く絶頂に達したのだ。
たらりと、口の端からよだれが垂れる。
かろうじて残った私の『意識』が身体の熱にあぶられゆっくりと消えていく。

生命の危険じゃなかった・・・貞操の危険だ・・・

そう呟いた、かろうじて残っていた理性も、次第、次第に薄れていく。

心拍が激しくなる。身体の興奮がどんどんと私の精神のタガを外してしまう。
変わってしまう、書き換えられてしまう・・・

ああ・・ああ・・・・

体を巡る、脳を侵す淫欲の奔流が、私の心も理性も、なにもかも、色情霊のそれに染め上げていってしまった。際限のない肉欲が、私の全てを塗り替えていった。
/1166ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ