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天狐あやかし秘譚
第104章 【第20話 ヤンデレ】一途一心(いちずいっしん)
☆☆☆
土門様からの話を終え、祭部の部屋で今後の調査方針についての話し合いをした。話し合い自体は難しいことはない。九条様としては、呪力の痕跡が残っていないこと、最初に呪霊が現れたところと、その後数回に渡って目撃された場所が異なることから、次にそれが現れるところを予想してほしいとのことだった。

そのための方位占術である。

方位占術とは、星や暦、地形の吉兆などを見て、その時、その場所における『最も呪的に弱い方位』を見出す占法の一種である。古くは国家構築計画や兵法にも利用されている。有名なところでは『四神相応』という考えがある。これは北に山、南に池、東に清流、西に大道がある地形が災に対する防衛力が高いとされ、都を置く際の参考にしたわけだ。これ等は単に呪術的な理由だけではなく、生活しやすい水の理、攻められにくい地の理、交易をしやすい道の理など、現代の科学的な観点からも合理的なものだったりするのだ。

方位というのは、いわば古代の知恵と現代の科学のハイブリット的な側面のある、非常に面白い分野なのだ。

話が逸れたが、その方位占術を用いて、次にその怪異が現れる時間と場所がわかればあらかじめ待ち構え、うまくすれば祓えるし、そうでなくても、少なくともその呪力源を特定することはできる・・・、そんなふうに九条様はお考えになったのだ。

さすがすぎる。

そして、方位占術に興味を持って、研究テーマに選んだ過去の自分を褒めてあげたい!
ビバ!方位占術!!
ビバ!私!!

この日まで磨いてきたこの法術・・・それが今、報われる!
貴方様のお役に立つ!お側にいられる!

ラ・ヴィ・アン・ローーーーーズッ

人生って素晴らしい!!!
ありがとう、ありがとう神様!

「うん、よろしくね。明咲ちゃん」
ちょうど午後の日が九条様の背後にある窓から差し込んできて、私にはその姿が後光が指している神のごとく見えていた。

ま・・・眩しい・・・

すっと自然に九条様の手が伸びてくる。その手の意味するところを悟り、私の緊張は一気にマックスに押し上げられた。

あ・・・握手ですか!!
そんな、そんな、そんなそんなそんなっ!!
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