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天狐あやかし秘譚
第104章 【第20話 ヤンデレ】一途一心(いちずいっしん)
ああっ!!でもでも、大きな声を出したら子どもたちが起きちゃうわ!
・・・ああん・・・ダメ、ダメ九条様・・・そんなところ、つまんじゃ、いやん!
だ、ダメ、ダメダメ!なんてことを私は考えているの!?
一気に10年先までぶっ飛んでしまった妄想にはたと気づき、慌てて頭を振る。
廊下で壁に手をついて俯くようにして悶えていたせいか、おそらく資料配布に来ていたであろう暦部門の職員が不審そうな顔で遠巻きに自分を避けて歩いている事に気づいた。
いけない、こんなところで妄想にふけっていたら不審者通報されかねない。
早くお手洗いに行かないと・・・。
興奮と妄想によるエネルギー消費のため、たどたどしくなった足取りでなんとかトイレに辿り着くと、その個室内でやっと私はひと息ついた。
胸に手を当て、いまだにドッキン、ドッキン、ドッキンと強く打っている心臓を落ち着かせようと試みる。
落ち着きなさい・・・落ち着くのよ、明咲
とにかく、今日、これからの私の使命は全力で九条様をご支援申し上げること
そう心に言い聞かせる。
そうは思ったのだが、この日、興奮を鎮め、化粧を直し、ついでに本当にお手洗いを済ませてから、私が事務室に戻れたのは、たっぷり15分ほど後であった。
・・・ああん・・・ダメ、ダメ九条様・・・そんなところ、つまんじゃ、いやん!
だ、ダメ、ダメダメ!なんてことを私は考えているの!?
一気に10年先までぶっ飛んでしまった妄想にはたと気づき、慌てて頭を振る。
廊下で壁に手をついて俯くようにして悶えていたせいか、おそらく資料配布に来ていたであろう暦部門の職員が不審そうな顔で遠巻きに自分を避けて歩いている事に気づいた。
いけない、こんなところで妄想にふけっていたら不審者通報されかねない。
早くお手洗いに行かないと・・・。
興奮と妄想によるエネルギー消費のため、たどたどしくなった足取りでなんとかトイレに辿り着くと、その個室内でやっと私はひと息ついた。
胸に手を当て、いまだにドッキン、ドッキン、ドッキンと強く打っている心臓を落ち着かせようと試みる。
落ち着きなさい・・・落ち着くのよ、明咲
とにかく、今日、これからの私の使命は全力で九条様をご支援申し上げること
そう心に言い聞かせる。
そうは思ったのだが、この日、興奮を鎮め、化粧を直し、ついでに本当にお手洗いを済ませてから、私が事務室に戻れたのは、たっぷり15分ほど後であった。

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