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天狐あやかし秘譚
第13章 幽愁暗恨(ゆうしゅうあんこん)
陰茎も、アナルもぐちゃぐちゃと犯され続けた。
終わらない狂った宴。淫靡な体液の匂いが、うめき声が部屋に充満し続ける。

四肢を失った俺は、仲間3人が徹底的に黒い女たちに凌辱される姿を眺めることしかできない。そして、絶頂し、黒いどろどろを飲まされるたびに仲間の身体は次第に黒く変色していった。

愉悦なのか苦悶なのかわからない声を上げ、目は上転し、首を振り乱している。

「やめてぇ・・・やめてくれええ・あがああ・・やめて・・やめてやめてぇええ!・・・」

目は限界まで見開かれ、息を吐いているのか吸ってるのかわからなくなる。苦しい・・・。呼吸ができない錯覚に陥る。

ふふふふふ・・・
耳元で囁くように笑う。俺を後ろから抱きかかえ、この狂宴を見せている張本人。

河西・・・佳苗・・・。

あの女の化け物と同じように肌は黒く染まり、目だけが赤く爛々と輝いている。俺の陰茎を愛おしむように撫で、首筋に舌を這わせる。恐怖のあまり息が詰まる。

「やめて?・・・やめないよぉ・・・やめないよぉお・・・でもね?あなたはね?あの子達には食べさせないよ?私が・・・私が食べてあげる・・・わたし・・・わたしがあああ!!!」

そのまま肩口に歯を突き立てられる。たしかに皮膚を破り食いちぎられている感触があるのに、痛みがない。何故?・・・なんで!!?

「たべ・・・たべ・・・たべてぇえええあげええっるうう・・・だって・・・あなた言ったじゃああない?」

愛している、って・・・

ぎゃははあはははっはは!!!!

狂ったような河西の声が耳元に響く。ぐるぐると脳がかき回される。恐怖が、絶望が、俺の心を壊し始める。

「やめてくれええええええ!!!」
目を限界まで見開き、いつしか俺は絶叫していた。
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