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天狐あやかし秘譚
第18章 【第5話 木霊】隋珠和璧(ずいしゅかへき)

☆☆☆
玄関を入ると、すぐに土間がある。外観は日本家屋然としているが、内装は決して古臭くはない。確かに瀬良が言うように少し前にリフォーム済みのようだ。土間は三畳ほどで、正面と右側面に縁側のような部分がある。そして正面、右側面には襖が、左側には引き戸がある。左側の引き戸の手前には低い三和土が設えており、左側から入るときにはここで履物を脱ぐようになっているようだ。
左側の引き戸の向こうはLDKになっており、みんなでくつろげるスペースになっている。右側の襖の向こうは和室になっており、正面の襖の向こうには廊下がある。その廊下は左側のLDKと右側の和室をつなぎ、かつ、トイレとバス・洗面などに続く扉が設えてあった。
LDKは結構広々している。そこから更に奥に向かって部屋が2つあり、LDKの左側面向かって右は主寝室に使えそうな大きな洋間が、左側に客室に使えそうな床の間付きの和室があった。
「ままー!お風呂大きい!」
清香ちゃんがお風呂に感激している。
「ここはなんだか落ち着くな・・・」
和室を見渡してダリが呟く。
「ここ広くていいでござるなあ」
芝三郎がLDKで転がり始めた。
私はというと、お恥ずかしながら、主寝室を眺めて、ちょっと顔を赤らめていた。
これで、毎日ダリと一緒に寝られる?
ちょっと・・・いや、すいません、白状すると、かなり・・・うれしい。
玄関を入ると、すぐに土間がある。外観は日本家屋然としているが、内装は決して古臭くはない。確かに瀬良が言うように少し前にリフォーム済みのようだ。土間は三畳ほどで、正面と右側面に縁側のような部分がある。そして正面、右側面には襖が、左側には引き戸がある。左側の引き戸の手前には低い三和土が設えており、左側から入るときにはここで履物を脱ぐようになっているようだ。
左側の引き戸の向こうはLDKになっており、みんなでくつろげるスペースになっている。右側の襖の向こうは和室になっており、正面の襖の向こうには廊下がある。その廊下は左側のLDKと右側の和室をつなぎ、かつ、トイレとバス・洗面などに続く扉が設えてあった。
LDKは結構広々している。そこから更に奥に向かって部屋が2つあり、LDKの左側面向かって右は主寝室に使えそうな大きな洋間が、左側に客室に使えそうな床の間付きの和室があった。
「ままー!お風呂大きい!」
清香ちゃんがお風呂に感激している。
「ここはなんだか落ち着くな・・・」
和室を見渡してダリが呟く。
「ここ広くていいでござるなあ」
芝三郎がLDKで転がり始めた。
私はというと、お恥ずかしながら、主寝室を眺めて、ちょっと顔を赤らめていた。
これで、毎日ダリと一緒に寝られる?
ちょっと・・・いや、すいません、白状すると、かなり・・・うれしい。

