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天狐あやかし秘譚
第19章 拈華微笑(ねんげみしょう)
だから、私は可能な限り顔を背けるようにしていた。

ずるりと陰茎が抜かれる。それとともに、子宮内に流れ込めなかった精液が膣口から流れるのを感じた。

土御門様が私の横にするりと入り込んでくる。全裸で一緒に天井を見上げている格好だ。いつの間にか私は彼の腕枕に横にされていた。

「んで?報告の続きなんやけど・・・」

う・・・そう聞かれると、話さざるを得ない。

私は事後は速やかに床を離れる主義だ。交歓の儀自体は、互いに絶頂すればおしまいだから、夜の仕事は済んでいるからだ。これ以上裸で触れ合っていると、私のほうの気持ちがおかしくなってきてしまう。

土御門様は、報告をするという建前で少しでも自分の横にいさせようとしているのだ。
ずるい・・・。

ずるいと思うのだが、自分で自分に言い訳しているところもある。
『報告だから』『仕方がないから』と。

それを見透かされてやしないかとヒヤヒヤする。なので、可能な限り事務的に言った。

「木霊は死を理解しました。結果、綾音様と天狐様が、家に・・・綿貫亭に住むことを許可したとのことです。」
「ふーん、で?木霊自身は?おらんようなったの?」
「いえ、おります。なので、家の敷地の一角に祠を作り、屋敷神として祀ってはどうかと提案しました。その分の経費は・・・」
「ああ、そりゃあ、出せるやろ。宮内庁で」

陰陽寮じゃないんだ。

「さいっこーやな!これで、あの宮内庁のクソ官僚どもを黙らせられんねんな。しかも、今回、天狐やなくて綾音はんがほとんど回向を成功させたようなもんや。最高の結果やでこれ」

そうだ。天狐が単にあの退魔の槍で祓っただけでは足りなかったかもしれない。あくまで職員として雇われるのは綾音だ。綾音が実力を示すのが一番大事だ。

「天狐やわいらが感知できないあやかし、神にも近い木霊を感知し、回向し、鎮めた。これ以上の成果はないっちゅうくらいや。祠代だけやのーて、リフォーム代もせしめたろ」

ドサクサに紛れてぎゅっと土御門様が私を抱き寄せてきた。
さすがにそれは職権乱用です、と押しのけたら、「色気ないなー」と彼は言ってきた。
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