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天狐あやかし秘譚
第21章 日常茶飯(にちじょうさはん)
☆☆☆
と、言うわけだ。
ダリとのエッチは超気持ちいいし、私としては大歓迎・・・って言っちゃっていいのかな?乙女なのに・・・しくしく・・・。まあとにかく嫌じゃないのだが、また桔梗にじーっと見られたら顔から火が出るほど恥ずかしい。

でも、桔梗に『見ないで!』とか『祠に行ってて』等と言って、それからエッチ、というのもなんだかな、という感じがする。

ダリはダリで『桔梗は神のようなものなのだし、気にしないことだ』と平然としている。まあダリはそうなんだろうけど・・・そうなんだろうけど!

とりあえず私は、清香ちゃんの横に転がっている芝三郎をそっとリビングのソファに移動させ、一応、そっと和室を覗いてみた。ふわっと部屋の中央に桔梗が浮いている。横になって目を閉じているので、寝ている・・・のかもしれない。

寝ていることを期待しよう。
だ・・・大丈夫かな・・・。

何が!?というツッコミを自分に入れつつ、そっと寝室に行き、ベッドに滑り込む。少し清香ちゃんには端に寄ってもらう。(着々と準備している!とか言わないでよ!)

夜目が慣れてくると清香ちゃんの様子が少しわかるようになってくる。暗い寝室では、ぷっくりした頬が青色に見える。すーすーと心地よさそうに眠っている様子、時折、もごもごと動く口元、まつげがくるんと長いところ、何もかもが可愛らしい。

清香ちゃんが追いかけていったのって、きっとお母さんだよね?でも、最後まで清香ちゃんはお母さんを追いかけたとは言わなかった。ずっと『あの女の人』という言い方をしていた。

いったい、清香ちゃんの頭の中では本当のお母さんと、私がどういうふうに整理されているのだろう?

もし、ダリが言った『常世から清香を見に来た者がいたのやもしれぬ』という言葉が正しかったとしたら・・・いいや、正しいと思いたい。清香ちゃんを夜道怪から助けようとした人が、母親であってほしいし、母親である水元美穂さんには、清香ちゃんが笑っているところを見てほしい・・・。
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