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天狐あやかし秘譚
第26章 往古来今(おうこらいこん)
☆☆☆
は!

唐突に私は意識を取り戻した。

え?ここ・・・どこ?

私、確か、ホシガリ様が草介さんを連れ戻そうとしてたから、助けなきゃって思って、割って入って・・・それから・・・そう、そうだ!ホシガリ様が作った黒い光に見込まれたんだ・・・。

じゃあ、ここは黒い光の中?

立ち上がって手足がきちんと動くかを確認する。

それから身体中をチェック。服装は、あの奇妙な家に入ったときと同じ、変わっていない。怪我もしていない。特に、異常を感じることはなかった。

次に周囲の確認。

どうやら、夜の森にいるようだった。りーん、りーんと虫の鳴く声が聞こえる。遠くに月影が見えた。

先ほど登ってきた山道に印象が近い、気もする。
一瞬、部屋の中から外に放り出されたのかとも思ったが、そう決めつけるのは早計だ。今までの経験からすると、ここがこの世ではないことは十分に考えられる。

あの不死身の妖怪・・・ホシガリ様が作った異界である可能性が高い。

そうはいっても、周囲を伺ってみても、ホシガリ様がいる気配はしない。とりあえず、私は歩いてみることにした。

道らしきものを下っていくと、明かりが見えた。近づくと、えらく古い造りの家にたどり着く。藁葺き屋根の家だ。

やっぱり、ここは、異界なんだ。

以前飲まれた異界で私は平安時代の寝殿造の建物を見た。あの時は、ダリが作った異界だったが、そこに女怪となりかけた河西佳苗が干渉して、私とダリの記憶をもとにした世界が作られていた。

今回はあのホシガリ様が作った異界。だとしたら、彼女の記憶が反映されているのだろうか?

明かりが入っているということは、人がいるということかもしれない。
そっと、中の様子をうかがってみる。
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