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天狐あやかし秘譚
第28章 窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)

「伏せろ、宝生前、草介・・・綾音!」
ダリの声に合わせ、私達は一斉に実を低くした。
え?何!?なにするの?
ダリがまるで舞を舞うように、槍を体の周りでぐるりと一回転させた。刹那、薄い光が横薙ぎに広がる。
バタリ・・・。
ホシガリ様が一瞬その足を止め、圭介を始めとした男たちは一斉に白目をむいて倒れた。
え?マジで?
エッチするって約束したら、力出た・・・みたいな?
嘘でしょ?!
ただ、ホシガリ様は倒すに至らなかったようで、また襲いかかってくる。ダリがそれを迎え撃つが、彼女の復活能力を考えると、足止めすることしか出来ないだろう。
「綾音さん、今のうちに圭介から真名を聞き出しましょう」
宝生前が圭介を抱き上げ、草介さんに先導され、部屋を出る。私も慌ててそれに続いた。
「ダリ!必ず戻ってくるから、お願い、彼女をなんとか足止めしておいて!」
言葉を発することはなかったが、チラと見た目は、自信に溢れていた。あれなら、多分・・・大丈夫、だと思う。
ダリの声に合わせ、私達は一斉に実を低くした。
え?何!?なにするの?
ダリがまるで舞を舞うように、槍を体の周りでぐるりと一回転させた。刹那、薄い光が横薙ぎに広がる。
バタリ・・・。
ホシガリ様が一瞬その足を止め、圭介を始めとした男たちは一斉に白目をむいて倒れた。
え?マジで?
エッチするって約束したら、力出た・・・みたいな?
嘘でしょ?!
ただ、ホシガリ様は倒すに至らなかったようで、また襲いかかってくる。ダリがそれを迎え撃つが、彼女の復活能力を考えると、足止めすることしか出来ないだろう。
「綾音さん、今のうちに圭介から真名を聞き出しましょう」
宝生前が圭介を抱き上げ、草介さんに先導され、部屋を出る。私も慌ててそれに続いた。
「ダリ!必ず戻ってくるから、お願い、彼女をなんとか足止めしておいて!」
言葉を発することはなかったが、チラと見た目は、自信に溢れていた。あれなら、多分・・・大丈夫、だと思う。

