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天狐あやかし秘譚
第3章 【第2話 獄門骸骨】夢幻泡影(むげんほうよう)
ぎく・・・もしやなにかエッチなことをしようとか?
若干身構えてしまう。もしここで、ダリにエッチに迫られたら・・・、こ・・・断れないかも。

「服を脱いで、裸身で抱き合おうぞ」

ええええ!!!
は・・・裸で!?

「ぜ・・・全部?」
「そうじゃ」
「だ・・・ダリも?」
「当然じゃ」

いやああ!!東北旅行の時、確かにいっぱいイカされちゃったし、エッチなことされちゃっていたけど、裸じゃなかった。た・・・確かにアソコはペロペロされちゃったけど・・・。

ううう・・・はず・・恥ずかしいよぉ・・・。

「なんじゃ?嫌なのか?ならば・・・仕方ないな・・・」
くすりといたずらっぽく笑って、身体を引き離そうとする。
私が、こ・・・怖がっているのを分かって・・・こいつ・・こいつ!!!

ダメ、今・・・ひとりになったら・・・こ・・・怖いよ!!
キュッとダリの着物の裾を掴む。

「ん?なんじゃ?・・・綾音?どうした?」
ニヤニヤとこっちを見ている。ダリの背後で尻尾がピッコピッコ嬉しそうに跳ねている。心がウキウキなのがまるわかりだ。
クイッと顎を持ち上げられる。ダリがその切れ長の目で見つめてくる。
「綾音は・・・どうしたいのじゃ?」

ううう・・・あくまで、私に言わせようと・・・。
顔が真っ赤になるのを感じる。ううう・・・く・・・悔しいけど・・。

「・・・てください」

「ん??」

「一緒に・・・寝てください・・・」
「ほほう・・・。我は服を着たままでは、寝ないぞ?」

あうう・・・そこまで言わせる気か!?
ええい、もうどうにでもなれ!

「一緒に裸で寝てください!!!」
「主の求め、確かに受け取ったぞ」
曲がり神を一刀両断したときのような笑みを漏らす。

ダリが私のナイティに手をかけて脱がそうとするので、さすがにそれは振り切った。
「あ・・・あっち向いててよ」
乙女の恥じらい。せめて・・・。
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