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天狐あやかし秘譚
第38章 応病与薬(おうびょうよやく)
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【応病与薬】病に応じて薬を与えること。
相手をよく見て、対応しなくちゃダメよ、みたいな。
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最近、村で急にインフルエンザが流行りだした。保健所を通じて、『できるだけ外出しないでください』というお触れが村中に出されたくらいだった。

中類村・・・人口400人程度の小さな村。
何にもないけど、村長さんである名越の家が代々、周辺で取れる薬草を用いた秘伝の薬を作っていて、それが存外人気がある。そのため、村人の大多数が、農業と製薬業、及びその販売や流通などで生計を立てられてしまうという、小さな村にしては珍しく経済が成立しているのが特徴だった。

なので、私たち家族みたいに、若い人もちゃんといる。
風光明媚・・・というわけではないが、自然豊かで静かで、私は割と中類村が気に入っていた。なんだかんだ言って、うちの両親もそうなのだろうと思う。

ただし、過疎の村であることは確かなので、学校に行くのに片道1時間以上バスに乗らなければいけないのには、閉口するけど・・・。

私と同じ年代の子はこの村にあと2人いる。薬草を栽培している農家の菜摘(なつみ)ちゃん、それから稲作農家の誠(まこと)だった。私の家は薬作りと販売を手掛けている。私の名は夏希(なつき)といった。同じ年代と言っても正確には年は違う。一番お姉ちゃんが菜摘ちゃんで、高校1年生。頑張って家から町の学校まで通っている。誠は中学2年生で私の一個下。私は中学3年生でもうすぐ受験、という身だった。

言われなくても家からは出ない。
出ないで勉強する必要があるわけだ。私が目指しているのは、全寮制の市街地の高校だった。全寮制ということで、何かと不自由だろうが、菜摘ちゃんみたいに片道1時間半も通学でとられるのはやっぱり辛い。
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