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天狐あやかし秘譚
第39章 有備無患(ゆうびむかん)
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【有備無患】十分に準備しておけば、万一の際でも慌てる必要はないということ。
でも、突然だと慌てるよね?みたいな。
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「と、言うわけで、まず目指すべきは、疱瘡神の発見や」
陰陽寮京都支所の会議室で、土御門、瀬良、私が話し合いを持っていた。

え?ダリ?・・・ダリはですね・・・『ちょっと京の都をぐるり見てくる』と言い残して、ふわりと消えてしまった。土御門が言うには『2000年も生きとったら、さぞかし京都には知り合いが多いやろな』とのこと。

うーん・・・。妖怪や神様の知り合いにでも会いに行っているのだろうか?

まあ、とにかくそういうわけで彼はここにいない。それに、こういった会議に彼が参加してもあまり役に立たない事はわかっている。
ここは私が聞いておけばいいのだろうと判断して、好きにさせることにした。

「疱瘡神・・・さんって、どんな格好をしているのかとか、分かってるんですか?」
尋ねると、土御門は首をふる。瀬良が補足する。
「島根の伝承では、疱瘡神は老人の姿をしていると伝えられています。あと、疱瘡絵という昔の人が描いた絵では武将に追い回される角の生えた鬼として描かれていることもあります。それに・・・少女の姿をしている、と伝える本も存在します。」

・・・それじゃあ、どんな姿でもありうる、ということか・・・。参考にならない。

「ただ、ひとつ言えるのは、『赤咬病』自体はエッチで伝染るとしても、疱瘡神に近づけばそれだけで感染する、感染させられる可能性がある、ということや」

人を病気にする力を持つ・・・それが疱瘡神の疱瘡神たる所以やから、と土御門は言った。

そんな、近づいただけで病気になるんじゃ倒しようがないじゃないか。
私の抗議の声を、まあまあ、と彼が諌める。

「倒す方法がないわけやない。そこは、それ、わいもちゃんと考えとる。ええか、ここは京都やで?かの有名な八坂神社には蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)を祀る疫神社がある。そして、八坂神社自体、素戔嗚命(すさのおのみこと)を祀っとるんや!」

土御門はどや顔で説明をするが、私にはいまいちピンとこない。お国自慢のように聞こえる。私の頭の上に疑問符が飛び交っているのにいち早く気づいた瀬良が追加で説明をしてくれた。
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