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天狐あやかし秘譚
第39章 有備無患(ゆうびむかん)
一応誘ってみた。
「では、そうするか」
遠慮なく、ダリが入ってくるものだから、私はもう一度湯船に押し戻されることになった。
十分温まった私の身体を、ひんやり冷たい体のダリが後ろから抱きしめるような形になる。優しいお湯の温かさと、ひやっとしたダリの肌の感じが、なんとも言えない気持ちよさを私に与えてくれる。

で、でも・・・これは・・・!

この体勢、まずい、絶対にまずい。
後ろから抱きしめられているので、私からは何もできず、いいようにイタズラされちゃうやつだ。

そして、案の定、ダリの手は私のおっぱいを撫でてくる。お湯の中でダリの指先が乳首の先を優しくくりくりと転がしてくる。それだけで、じわじわとくすぐったいような、気持ちいいような感じになってきてしまう。そして、身を捩ろうにも私の下半身はダリの足にしっかりと固定されていて、ほとんど身動きが取れない状態になっている。

左手で左の乳首をくりくりされたまま、右手が脇腹のあたりを優しくさする。それがゆっくりと太ももに降りてきて、その長い指先が秘唇の周囲をじっとりと撫でてくる。そして、それと同時に、首筋をペロペロと這い回る舌がなんとも淫靡だった。

おっぱい、首筋、アソコ・・・気持ちいい所をギリギリの緩やかな刺激で責められて、私の性感はどんどん高められてしまう。

「んん・・・あ・・・く・・・」

身体がほとんど動かせないまま、ダリにいいように弄ばれ、呻くことしかできない。
ふっ、とダリが息を吐くように軽く笑ったような気配がする。

「今日は・・・少し趣向を変えてみよう」

そう言うが早いか、身体のあちこちにくすぐったいような感じが走る。

え?なに?なにこれ!!?

かろうじて動く首を巡らして、お湯の中を見てみると・・・。

か・・・髪の毛?

おそらく何らかの術なのだろう。ダリの髪の毛が伸び、それがまるでなにかの触手のように私の身体のあちこちをサワサワと撫でているのだ。右の乳首、脇腹、太もも、足の指やその間、そして・・・

んん!
だ・・・ダメ!!

お尻にも感じる。私のお尻の入口あたりをこちょこちょとくすぐってきている。まるで何本もの腕や指に体中を愛撫されているかのようだ。

「ちょ・・だ・・ダメ・・・そんな・・・ダリ・・・わたし・・」
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