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第55章 不立文字（ふりゅうもんじ）

さらにダリの人差し指が口の中に押し入れられる。それはそれで、まるで彼のモノを舐めているような錯覚に陥ってしまう。まるで衆人環視のもと３つの穴を同時に犯されているような・・・そんな事を思い浮かべてしまい、異常な興奮が私を包んでいく。

ダメ！・・・い・・・イクぅ！

ぎゅうっと御札を握りしめると同時に太ももにも力が入る。オマンコが勝手に収縮し、ダリの髪の毛触手を締め付ける。ビクビクとイッてしまっているのに、止まってくれないお尻の刺激は、私の子宮を更に揺らし、ゾクゾクとした快感を連続して与えてきた。

「んん！！！・・・あぐうぅ♡」

ダリの指を噛まないようにするのが精一杯だ。ブルブルと全身が痙攣し、足も小刻みに震えだす。ショーツなんか既にドロドロのベチョベチョだ。太ももまで不随意にビクビクしてきた。

あううう・・・すごい・・・しゅごいよお・・・

お尻とオマンコ、同時にされるのがこんなにすごいなんて・・・。
ぐったりとダリの肩に頭をもたれさせる。

はあ、はあ・・・
肩で息をする。
やっと・・・やっと終わった・・・。

快感の奔流が引き、身体が落ち着いてくる。確かに妖力の補充ができたようだ。札が妖力を吸引しているのは変わらないが、楽に耐えることができていた。

再び貧乏パワーを抑えることが出来たのか、マウンドでは佐々木選手が残り二人の打者から三振を奪うことに成功していた。ドジャーズはこの回、最大のピンチを１点の失点で凌いだことになる。

な・・・なんとか・・・。

こんな調子でゲームは進み、ついで４回の表、ドジャーズは６番ヘルナンデス選手のホームランで１点を追加する。メガホンを手に叩きつけて狂喜する貧乏神のパワーが私の体内の妖力を容赦なく削る。

やめてくれ！

４回裏、ドジャーズ側が佐々木選手を下ろし、ガルシア選手をピッチャーにすえた。どうやら貧乏神は日本人選手以外は余り興味がないらしく、おかげで少し妖力の吸収が穏やかになる。これで一安心か・・・そう思って安心したのもつかの間、５回の表、再び大谷がバッターボックスに立つと、会場が再び沸き立ち、ついでに貧乏神がスタンディングで応援をしだす。