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天狐あやかし秘譚
第59章 合縁奇縁(あいえんきえん)
私の唇から一筋ひときわ明るい縁の糸が走っているのが見えた。その糸は、北側の空にすーっと伸びていた。

見た感じ、大分遠いところのようですね。
いったい、何処まで連れ去られたんですか、あなたは・・・。

方角を確認すると、私は陰陽寮の駐車場に止めていた愛車に乗り込んでエンジンを掛ける。野づ霊もするりと車に乗り込み、ダッシュボードの上に陣取った。

「さあ・・・行きましょうか」
私は独り言のように言うと、車を出発させた。

無事でいてくださいね、土門さん。
あなたには、文句を言わなければならないことが、まだまだたくさんあるんですから・・・。

夜の街の中、私の愛車は滑るように走っていく。
私と、彼女の縁の糸を辿って。
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