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天狐あやかし秘譚
第70章 反転攻勢(はんてんこうせい)

☆☆☆
「いーやーっ!!!」
夢の中、私は闇夜のような奇妙な空間を駆けずり回っていた。後ろからはにょろにょろとヘビのようなものが追いかけてくる。『ようなもの』とわざわざ形容したのは、それが明らかにヘビじゃないからだ。
あ・・・あんなのに捕まったら何をされるかっ!!
そう、私の後ろから追いかけてきているのは、ヘビはヘビでも、その頭部が明らかに・・・明らかに・・・
ちらっと後ろを振り向く。
鎌首をもたげながらにょろりにょろりと追いかけてくる20匹近いヘビの頭は、ツルンとして、先っぽに切れ目が入ったような形をしていて、プクリとしたところの下には少し張り出した部分があって、靴下をたくし上げたような皮がその下に・・・。そして、色はピンクがかった肌色・・・。あれは、あれはまるで・・・
おちんちんそのもの!!
男の人の猛ったアレにヘビの尻尾がついているのだ。しかもその全てが極太・・・。あんなものに絡みつかれたら何をされるかなんて火を見るより明らかだ。
さっきの夢といい、今といい、この夢の性質がだんだんわかってきた。
この夢は淫夢だ。私はとんでもない淫夢空間に閉じ込められている。
は・・・早く来て!ダリ!!
私の・・・私の貞操の危機なのよ!!!
今頼れるのは、ブラウスの胸ポケットに入っている日暮さんからもらったアレキサンドライト、そして、私の足だけだ。
こ・・・こんなのいつまで保つかわかんないよ!!
だ・・・ダリぃいいい!!!
「いーやーっ!!!」
夢の中、私は闇夜のような奇妙な空間を駆けずり回っていた。後ろからはにょろにょろとヘビのようなものが追いかけてくる。『ようなもの』とわざわざ形容したのは、それが明らかにヘビじゃないからだ。
あ・・・あんなのに捕まったら何をされるかっ!!
そう、私の後ろから追いかけてきているのは、ヘビはヘビでも、その頭部が明らかに・・・明らかに・・・
ちらっと後ろを振り向く。
鎌首をもたげながらにょろりにょろりと追いかけてくる20匹近いヘビの頭は、ツルンとして、先っぽに切れ目が入ったような形をしていて、プクリとしたところの下には少し張り出した部分があって、靴下をたくし上げたような皮がその下に・・・。そして、色はピンクがかった肌色・・・。あれは、あれはまるで・・・
おちんちんそのもの!!
男の人の猛ったアレにヘビの尻尾がついているのだ。しかもその全てが極太・・・。あんなものに絡みつかれたら何をされるかなんて火を見るより明らかだ。
さっきの夢といい、今といい、この夢の性質がだんだんわかってきた。
この夢は淫夢だ。私はとんでもない淫夢空間に閉じ込められている。
は・・・早く来て!ダリ!!
私の・・・私の貞操の危機なのよ!!!
今頼れるのは、ブラウスの胸ポケットに入っている日暮さんからもらったアレキサンドライト、そして、私の足だけだ。
こ・・・こんなのいつまで保つかわかんないよ!!
だ・・・ダリぃいいい!!!

