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第1章 インキュバスくんは愛したい

【マリア】
禁忌の森で幼くしてこの世を去った少女。
その魂を憐れみ、神は彼女を天使として迎えた。
天使となったマリアは、村に戻り教会の奉仕活動を続けた。
神は自分の代わりに天使を人間に与える。
そして時が経てば、認められた天使は神の元に行くことが出来る。
マリアは淫魔と禁忌を犯してしまった為、その罪によって地獄の業火に焼かれて、その魂は消滅し、2度と神の元に行く事は出来なかった。
魂が消滅した事によって、人間に死んだ事を伝えた。


【神】
たまに魂を救ったりする。
基本人間界には干渉しない。
普段、天使に褒美はやらないが罰はよく与える。


【インキュバスくん】
淫魔成り立てでマリアを盲目的に愛してしまった為、彼女が天使か人間か分からなかった。
ただ自分の眷属の衝動に従っただけ。
人間界をフラついていれば、その内天使にも会うだろうから、自然と天使と人間の見分けがつく様になる。
マリアの事は、神の加護が強い人間位にか思っていない。
天使相手でも【眷属契約】が済んでしまえば、堕天させる事は出来る。
今回はマリアが堕ちなかっただけ。