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白昼夢
第8章 余韻

私も還暦を迎えて60歳になる。
60歳と言えばすでに生理は上がってしまい終わっているのだ。

なので、コンドームを使わなくても妊娠する可能性はゼロだと言える。
そのことを古川に話したのだ。

でも、古川はこう言ってくるのだ。

「でも、生理がないってことは妊娠しちゃうんじゃないの?生理が上がっちゃうってどういう意味?」

古川は理解できていない様だった。
私は尚もこう言ったのだ。

「生理が上がるってことは、生理がもう終わって来なくなることなのよ…」
「でもさ、生理が来ないってことは妊娠したってことだよね?」

どうやら、私がいくら説明しても古川は理解できない様だった。
なので、私はちょっといたずらっぽくこう言ったのだ。

「古川さん、女の子が『今日は安全日だからコンドームしなくて大丈夫よ』って言われても信じないでね…ハメられちゃうから」

そう言うと私は笑ったのだ。
古川はまだ余り理解していない様でこう言った。

「分かってるよ、俺、コンドームは必ず使うから…」
「そうね、性感染症にならない為にもコンドームは使った方がいいわね…」

この会話をしてみて私は思っていた。
今の古川には彼女はいないのだろうと思っていたし、女性の身体を理解できていないのだと思った。

私は話しながら古川の身体に跨って騎乗位の状態でキスをした。
古川の長い髪に触れながらキスを繰り返した。

すると、古川は私のお尻に手を回してきて撫でまわしてくる。

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