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白昼夢
第8章 余韻
そして古川の指が私のアヌスに触れて来た。
指を中に入れようとしてきたのだ。
私はちょっとくすぐったく感じたがこう言った。
「そこは、バージンで未開発よ…」
「そうなの?」
古川の顔が少し輝くのが見て取れた。
「でも、私、痛いのと汚いのは嫌いなの…」
「そうなんだ…」
そう言うと古川の顔から笑みが消えていくのが分かった。
私はどうしたのだろうと思っていた。
この会話の後、古川はこう言ってきたのだ。
「シャワー浴びさせて…真理子さん一緒に浴びようよ…」
「え、ええ、いいわ…」
私は古川のバスタオルと自分のバスタオルを出して手渡した。
私は身体にバスタオルを巻いてバスルームへと古川を案内した。
そして、二人でシャワーを浴びたのだ。
私たちはシャワーを浴び終わってから洋服に着替えてまたテーブルの椅子に腰かけた。
何故か、余り話をしなかったのを覚えている。
濡れた髪をバスタオルで拭き取ると古川がこう呟いた。
「帰るのめんどくせぇ…」
「どうして?」
「いやさ、来るとき事故があってさ、渋滞してたんだよな…」
「そうだったの?」