この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生♡ロリコンになってください♪
第14章 尾行!尾行!のち・・・ありえないキス

ガリ・・・と思い切り手を噛んでやった。
「痛って!」
慌てて、男が口から手を離すが、羽交い締めはとけていない。
「助けて!!!!」
口が開いた隙にありったけの声で叫ぶ。だが、またすぐに口を塞がれる。今度は噛まれないように誰かの洋服越しだ。
そして、腹に一発パンチを食らってしまう。
ぐううう・・・。
重苦しい衝撃で思わず前傾になる。
「騒ぐなよ!姉ちゃん・・・・諦めて?な?」
あ・・・諦めるもんか!
なおも私は力のかぎりジタバタした。
「しょうがねえなあ・・・」
男の一人がポケットからバタフライナイフを取り出す。カシャンと柄を回転させ、刃渡り15センチほどの刀身を顕にした。
「ね?お姉さん・・・痛い目見たくないでしょ?」
「うわ!カイくん、悪者みたい」
「うっせーな、お前らだって同罪だってーの!」
キラリと街灯を照り返して光る刀身に私は足がすくんでしまう。目を見開き、身体が動かなくなる。
怖い・・・怖い・・・。
「やっと大人しくなったな」
んじゃ、と、男たちが私の両脇と後ろをしっかり固め、私は引きずられるように歩かされる。
「ホテルでいいか?」
「ああ!そうだな・・・」
「この辺安いのあったっけ?」
男たちは口々に言う。彼らにとっては日常。私にとっては生涯に一度のこと。
クソ・・・こんなくだらない男たちに・・・。
誰か・・・誰か!
助けて!
ぎゅっと目を瞑る。こんな時、私は一人だと実感する。私の周りには誰もいない、誰も私を助けない。悔しくて、悲しくて・・・情けない・・・。
「オメーら、何してんだ?警察だ!」
涙が溢れそうになった、その時、街の灯りが眩しくて逆光で顔貌はよくわからなかったが、男性が公園の入口に立っているのが見えた。右手には警察手帳のようなものを掲げている。
「やべ!」
男たちは私をドンと突き飛ばすと、文字通り、蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
げほ・・・
さっきお腹を殴られた衝撃がまだ残っている。私は咳き込んでしまった。
とにかく、助かったみたいだ。
警察の人が偶然通りかかったのだろうか?
「大丈夫ですか?風見先生・・・」
違う。走り寄ってきた人は、私がよく知る人だった。
さっきまで一緒にいた人。
「武内先生・・・?なんで?」
「痛って!」
慌てて、男が口から手を離すが、羽交い締めはとけていない。
「助けて!!!!」
口が開いた隙にありったけの声で叫ぶ。だが、またすぐに口を塞がれる。今度は噛まれないように誰かの洋服越しだ。
そして、腹に一発パンチを食らってしまう。
ぐううう・・・。
重苦しい衝撃で思わず前傾になる。
「騒ぐなよ!姉ちゃん・・・・諦めて?な?」
あ・・・諦めるもんか!
なおも私は力のかぎりジタバタした。
「しょうがねえなあ・・・」
男の一人がポケットからバタフライナイフを取り出す。カシャンと柄を回転させ、刃渡り15センチほどの刀身を顕にした。
「ね?お姉さん・・・痛い目見たくないでしょ?」
「うわ!カイくん、悪者みたい」
「うっせーな、お前らだって同罪だってーの!」
キラリと街灯を照り返して光る刀身に私は足がすくんでしまう。目を見開き、身体が動かなくなる。
怖い・・・怖い・・・。
「やっと大人しくなったな」
んじゃ、と、男たちが私の両脇と後ろをしっかり固め、私は引きずられるように歩かされる。
「ホテルでいいか?」
「ああ!そうだな・・・」
「この辺安いのあったっけ?」
男たちは口々に言う。彼らにとっては日常。私にとっては生涯に一度のこと。
クソ・・・こんなくだらない男たちに・・・。
誰か・・・誰か!
助けて!
ぎゅっと目を瞑る。こんな時、私は一人だと実感する。私の周りには誰もいない、誰も私を助けない。悔しくて、悲しくて・・・情けない・・・。
「オメーら、何してんだ?警察だ!」
涙が溢れそうになった、その時、街の灯りが眩しくて逆光で顔貌はよくわからなかったが、男性が公園の入口に立っているのが見えた。右手には警察手帳のようなものを掲げている。
「やべ!」
男たちは私をドンと突き飛ばすと、文字通り、蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
げほ・・・
さっきお腹を殴られた衝撃がまだ残っている。私は咳き込んでしまった。
とにかく、助かったみたいだ。
警察の人が偶然通りかかったのだろうか?
「大丈夫ですか?風見先生・・・」
違う。走り寄ってきた人は、私がよく知る人だった。
さっきまで一緒にいた人。
「武内先生・・・?なんで?」

