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先生♡ロリコンになってください♪
第14章 尾行!尾行!のち・・・ありえないキス
☆☆☆
武内先生が、私を家まで送ってくれた。送ってくれる道すがら、少し話をした。
彼が言うには、紫藤くんたちを家に送ったあと、どうしても私に謝りたくて、ダメ元でと思って戻ってきたのだという。
「そうしたら、助けてって先生の声がして」
それで、持っていた黒い手帳を警察手帳のように広げて見せて、チンピラを追い払った、というわけだった。
随分、危ない橋を渡りますね、と言ったら、必死だったんで、と彼は少し笑った。
「謝る、って・・・何をですか?」
どちらかと言うと、私の方がひどいことをしたと思うが・・・?
ええと・・・。
武内先生が言い淀む。
「下心、あったのは確かなんで・・・」
照れたように言った。
そんな事を言うために戻ってきたの?
ちょっと呆れる。
ああ、この人はお人好し、なんだな。
そう思った。
「ここまででいいです」
私の住んでいるマンションが見えるところまで一緒に来てくれた。やっぱり自分の住んでいるところの下まで一緒というのは抵抗があったので、少し離れたところで別れたかった。
「あ!あの・・・」
私が歩き始めると、武内先生が声をかけてきた。
振り返ると、また、腰をぐっと曲げて最敬礼の姿勢だ。
「気持ち悪い・・・思いさせて・・・すいませんでした!」
人通りもある街中、彼は大声で私に謝ってきた。道行く人が変な目で見ているじゃない。
なによ・・・なんだっていうのよ。あんた。
私、あんなにひどいことしたのに。あんたのこと自分のために利用しようとしただけなのに・・・!
そう、この時の私はいつになく酔っていた。
足元がふらつくくらい、ひどく酔っ払っていたのだ。
だから、これは、きっと気の迷い。ほだされたわけでもないし、別に彼のことが好きな訳ではない。ただ、なんとなく、胸がいっぱいになったってだけで・・・。
私は踵を返して、武内先生に近づいた。武内先生が顔を上げる。驚いたような表情を浮かべた。
「風見・・・先生・・・?」
顔を上げた彼がなんだか間抜け面で笑ってしまいそうだったけど、そんな気持ちとは裏腹に、気がつくと、私は・・・
彼の唇にキスをしていた。
武内先生が、私を家まで送ってくれた。送ってくれる道すがら、少し話をした。
彼が言うには、紫藤くんたちを家に送ったあと、どうしても私に謝りたくて、ダメ元でと思って戻ってきたのだという。
「そうしたら、助けてって先生の声がして」
それで、持っていた黒い手帳を警察手帳のように広げて見せて、チンピラを追い払った、というわけだった。
随分、危ない橋を渡りますね、と言ったら、必死だったんで、と彼は少し笑った。
「謝る、って・・・何をですか?」
どちらかと言うと、私の方がひどいことをしたと思うが・・・?
ええと・・・。
武内先生が言い淀む。
「下心、あったのは確かなんで・・・」
照れたように言った。
そんな事を言うために戻ってきたの?
ちょっと呆れる。
ああ、この人はお人好し、なんだな。
そう思った。
「ここまででいいです」
私の住んでいるマンションが見えるところまで一緒に来てくれた。やっぱり自分の住んでいるところの下まで一緒というのは抵抗があったので、少し離れたところで別れたかった。
「あ!あの・・・」
私が歩き始めると、武内先生が声をかけてきた。
振り返ると、また、腰をぐっと曲げて最敬礼の姿勢だ。
「気持ち悪い・・・思いさせて・・・すいませんでした!」
人通りもある街中、彼は大声で私に謝ってきた。道行く人が変な目で見ているじゃない。
なによ・・・なんだっていうのよ。あんた。
私、あんなにひどいことしたのに。あんたのこと自分のために利用しようとしただけなのに・・・!
そう、この時の私はいつになく酔っていた。
足元がふらつくくらい、ひどく酔っ払っていたのだ。
だから、これは、きっと気の迷い。ほだされたわけでもないし、別に彼のことが好きな訳ではない。ただ、なんとなく、胸がいっぱいになったってだけで・・・。
私は踵を返して、武内先生に近づいた。武内先生が顔を上げる。驚いたような表情を浮かべた。
「風見・・・先生・・・?」
顔を上げた彼がなんだか間抜け面で笑ってしまいそうだったけど、そんな気持ちとは裏腹に、気がつくと、私は・・・
彼の唇にキスをしていた。