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先生♡ロリコンになってください♪
第15章 ありえないキスのち・・・警戒警報発令!
☆☆☆
「あ!僕・・・花壇のお花にお水やらなきゃ・・・!」
そのままそそくさと逃げようとしたが、当然のように襟首を掴まれ連れ戻される。

ぐええええ!

「逃げるな!」

またぶっ飛んだ方向に愛里沙の頭が行っている。早くこの場を離れたい。ろくでもないことになる気しかしない。

しかし、あっという間に捕らえられ、席に座らせられる。ああ!!

「私、昨日考えたのよね。こう・・・今までの作戦て、論理的に先生をロリコンに、って考えていたわけじゃない?でもさ、恋愛ってのは、偶然から生まれるってこともあるでしょ?」

愛里沙はむやみに力を込めてくだらんことを力説した。そもそも論理的にロリコンてなんだよ、それ!

どうやら彼女の兄のマンガにそういうシチュエーションがあったらしい。
主人公が唐突にエッチなシチュエーションに巻きこまれ、そのまま恋愛に発展する的な?

「ほら、昔からよくあるじゃない?がらっと教室の扉を開けたら女子が着替え中でーとか。だから、私めっちゃ考えたのよね。なんとか小太郎先生と私がラッキースケベシチュエーションにならないかと!」

ぐっと拳を握って天を仰ぐ。
どうやら彼女の寝不足の原因はこれらしい。アホらしい。

ん?でも、要は偶然を期待するということか・・・?

これは・・・今回は僕、何もしなくていいのではないか?そんな偶然起こりっこないんだし、適当に「そうだね」「がんばってね」とか声かけてれば勝手に愛里沙の気は収まる・・・?

「さあ!秋良!ラッキースケベを起こすのを手伝いなさい!」

ちーん。

僕は白目をむいた。

気が収まるわけ・・・ねえよなあ・・・。

愛里沙の性格上、「起きぬなら、起こしてみせようラッキースケベ」になるのは当たり前だったのだ。

「む・・・無理だよ!そんな都合よく、ラッキースケベだなんて!」
「なせばなる!ならぬは人のなさぬなりけりよ!!」

・・・駄目だ・・・。
愛里沙の勢いに気圧されて黙った僕の様子を『諾』と勝手に受け取ったらしく、愛里沙が嬉々としてプラン(願望?妄想?)を語り始める。
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