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先生♡ロリコンになってください♪
第15章 ありえないキスのち・・・警戒警報発令!
☆☆☆
多分、武内先生が用事があったのは印刷室だったのではないかと思うのだが、間が悪いことに保健室の前で風見先生とばったり出くわした。
僕らは当然柱の陰に隠れる。僕が上、愛里沙が下からバレないように顔をのぞかせ、二人の様子をこっそりうかがう。
「きいい!泥棒猫!あたしの小太郎先生に近寄んじゃねえよ!」
「愛里沙・・・口悪いよ・・・」
「あいつがいけないのよ!気持ち悪いって言ったのよ!100万回殺しても気が済まないわ!」
怒り狂う愛里沙をなんとか諌めながら、見ていると、どうも風見先生の様子がいつもと違う。いつもなら上品で余裕のある笑みを浮かべているところだが、どちらかと言うとうつむき加減で目が泳いでいるように見える。
ちなみに、武内先生の顔はここからだと見えない。
「あ・・・あの、その・・・か・・風見・・・先生!?」
武内先生の顔は見えないが、なんか異常にテンパっている様子だ。声が裏返っている。よく見ると耳の先まで真っ赤になっている。
「・・・から」
なにか、風見先生が言ったようだが、よく聞こえない。
武内先生もそうだったようで、「え?」と聞き返していた。
「だから!」
少し風見先生の声が大きくなる。風見先生の顔が珍しく真っ赤で、余裕がないように見えた。
「昨日、キスしたのは、気の迷いですから!」
え?
瞬間、これはとてもまずい、いけない!最悪だ・・・、と脳内のアラームが盛大に鳴り響いた。体中が臨戦態勢になり、自分の足元にいる愛里沙を止めるべく手を伸ばす。
刹那の動き。瞬間的に限界まで放出されたアドレナリンのせいで、光景がスローモーションのように映る。
ダメだ!愛里沙!!!
僕の手が愛里沙の肩を捕まえるより前に、彼女が柱の陰から飛び出す。
僕は手を伸ばす・・・。間に合え!この手よ!愛里沙を止めろぉおおおお!!
寸でのところで僕の手は空を切り、そして、愛里沙は二人のもとに走っていく。
そして・・・。
「風見みゆきぃぃいいいい!!!!
私の小太郎先生にキスしただとおおおおお!!!」
鬼のような形相で、彼女は叫んでいた。
もう・・・どうにでもなれ・・・。
僕は考えるのをやめた。
【Operation unsuccessful. All hands, prepare for catastrophe.】
多分、武内先生が用事があったのは印刷室だったのではないかと思うのだが、間が悪いことに保健室の前で風見先生とばったり出くわした。
僕らは当然柱の陰に隠れる。僕が上、愛里沙が下からバレないように顔をのぞかせ、二人の様子をこっそりうかがう。
「きいい!泥棒猫!あたしの小太郎先生に近寄んじゃねえよ!」
「愛里沙・・・口悪いよ・・・」
「あいつがいけないのよ!気持ち悪いって言ったのよ!100万回殺しても気が済まないわ!」
怒り狂う愛里沙をなんとか諌めながら、見ていると、どうも風見先生の様子がいつもと違う。いつもなら上品で余裕のある笑みを浮かべているところだが、どちらかと言うとうつむき加減で目が泳いでいるように見える。
ちなみに、武内先生の顔はここからだと見えない。
「あ・・・あの、その・・・か・・風見・・・先生!?」
武内先生の顔は見えないが、なんか異常にテンパっている様子だ。声が裏返っている。よく見ると耳の先まで真っ赤になっている。
「・・・から」
なにか、風見先生が言ったようだが、よく聞こえない。
武内先生もそうだったようで、「え?」と聞き返していた。
「だから!」
少し風見先生の声が大きくなる。風見先生の顔が珍しく真っ赤で、余裕がないように見えた。
「昨日、キスしたのは、気の迷いですから!」
え?
瞬間、これはとてもまずい、いけない!最悪だ・・・、と脳内のアラームが盛大に鳴り響いた。体中が臨戦態勢になり、自分の足元にいる愛里沙を止めるべく手を伸ばす。
刹那の動き。瞬間的に限界まで放出されたアドレナリンのせいで、光景がスローモーションのように映る。
ダメだ!愛里沙!!!
僕の手が愛里沙の肩を捕まえるより前に、彼女が柱の陰から飛び出す。
僕は手を伸ばす・・・。間に合え!この手よ!愛里沙を止めろぉおおおお!!
寸でのところで僕の手は空を切り、そして、愛里沙は二人のもとに走っていく。
そして・・・。
「風見みゆきぃぃいいいい!!!!
私の小太郎先生にキスしただとおおおおお!!!」
鬼のような形相で、彼女は叫んでいた。
もう・・・どうにでもなれ・・・。
僕は考えるのをやめた。
【Operation unsuccessful. All hands, prepare for catastrophe.】