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先生♡ロリコンになってください♪
第16章 警戒警報発令!のち・・・雨降って地固まる?
☆☆☆
「はいはい・・・ちょっと落ち着きましょう」
愛里沙の「お嫁さん」発言で急速に熱が冷めたようで、風見先生が言う。
「二階堂も、落ち着け?な?」
なおもジタバタする愛里沙を武内先生が優しくたしなめる。

「ちょっと、女は女同士、男は男同士で話し合いません?私と二階堂さんは保健室で、武内先生と紫藤くんは相談室で・・・。」
風見先生が提案し、武内先生もそれに乗った。

「な!あんたなんかと話すことは!」
愛里沙が抵抗を示すが、武内先生が、「二階堂!」と一喝すると、はっと我に返り、しゅんとして、大人しくなった。

「じゃあ、そうしましょう」
え?え?・・・戸惑っているうちに僕は武内先生に連れられ相談室に入れられる。愛里沙は渋々という体で保健室に入っていった。

大丈夫なのかな・・・。

「ん?二階堂が心配か?」
不安が、顔に出ていたようだ。武内先生に指摘される。

「紫藤は本当に二階堂が好きなんだな・・・」
そう言われて見あげた顔に、多分ありありと『図星』と書いてあったのだろう。先生は笑っていた。
「えっと・・・ええ・・・はい・・・」
そんなにわかりやすかっただろうか?僕は・・・。
「二階堂って、ハチャメチャだけど、いいやつだよな。先生、そう思うよ」
まあ、そうですね。そう思います。でも、面と向かってあなたから言われると、どう反応していいか分からないっす。

相談室のソファを先生から勧められて僕は、腰を下ろした。先生が斜め前に座る。
「でも、愛里沙は・・・先生が好きだって・・・」
僕がちょっとうつむきながら言うと、先生ははっはっはと笑った。
「あの年の子にありがちなことだよ。身近な大人に憧れるっていうか・・・。多分、おままごとみたいなもんだよ。」

そうなのかな・・・。
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