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先生♡ロリコンになってください♪
第16章 警戒警報発令!のち・・・雨降って地固まる?

「俺もさ、紫藤くらいの時、好きな子いたんだよな・・・」
先生が、ぽつりぽつりと昔のことを話してくれた。先生自身がまだ小学生の頃のこと。
「ああ、今でも覚えているな・・・原朋佳ちゃんっていってさ、可愛い子だったんだよな。ピアノとか習っててさ。あ、そうそう、先生が住んでたところってさ、田舎でな。ピアノ習っているような子、あんまいなくって、それだけですげえとか思っちゃってさ。まあ、着ている服とかも今から考えるといいやつで、きっと金持ちだったんだろうなって思ったんだ。
でさ、先生、その子のこと好きになっちゃってさ、毎日、こう、見るわけだ。今日はどんな服かなとか、ノートはどんなの使ってるのかなとか。また、原さんが字も絵もうまくてさ。で、お花係とかやっちゃってて、すっごい、それも優しいなって」
「好きになって、それでどうしたんですか?」
思わず僕は尋ねていた。
「うん、好きだったんだけどな・・・。どうしても言えなかったんだよ。」
「なんで?」
はは、っと先生は照れたように頭をかいてみせた。
「友達の目、とか気にしちゃってさ。こう、やっぱり小6くらいの時って、女の子好きだってだけで『スケベ』とか言われたり、からかわれたりするじゃん?それで、どうしても言えなかったんだよ」
先生が窓の外に目をやる。まるで遠い昔の光景が窓の外にあるような目で見つめていた。
「な~んにも言わないまま、結局卒業しちゃってさ。それで、卒業と同時に原さんは引っ越しちゃったんだ」
はあ・・・とため息をつく。
「それ以来、ずーっと先生は彼女がいない!モテねえんだよな、俺」
だからさ、と武内先生が続ける。
「紫藤がちょっと羨ましいなって」
え?どうしてそうなる?
「ぼ・・・僕、振られちゃってますけど?」
武内先生は、ふっと笑って見せた。
「お前、二階堂に告白しないのか?」
こ・・・告白!?
その言葉に僕は顔がカッと熱くなるのを感じる。
「あ・・・愛里沙は・・・だって・・・だって・・・」
「後悔しないようにしたほうがいいと思うぞ・・・。大人からの・・・忠告だ。先生は、お前を応援するよ」
ぽんぽんとまた、頭を撫でられる。
先生が、ぽつりぽつりと昔のことを話してくれた。先生自身がまだ小学生の頃のこと。
「ああ、今でも覚えているな・・・原朋佳ちゃんっていってさ、可愛い子だったんだよな。ピアノとか習っててさ。あ、そうそう、先生が住んでたところってさ、田舎でな。ピアノ習っているような子、あんまいなくって、それだけですげえとか思っちゃってさ。まあ、着ている服とかも今から考えるといいやつで、きっと金持ちだったんだろうなって思ったんだ。
でさ、先生、その子のこと好きになっちゃってさ、毎日、こう、見るわけだ。今日はどんな服かなとか、ノートはどんなの使ってるのかなとか。また、原さんが字も絵もうまくてさ。で、お花係とかやっちゃってて、すっごい、それも優しいなって」
「好きになって、それでどうしたんですか?」
思わず僕は尋ねていた。
「うん、好きだったんだけどな・・・。どうしても言えなかったんだよ。」
「なんで?」
はは、っと先生は照れたように頭をかいてみせた。
「友達の目、とか気にしちゃってさ。こう、やっぱり小6くらいの時って、女の子好きだってだけで『スケベ』とか言われたり、からかわれたりするじゃん?それで、どうしても言えなかったんだよ」
先生が窓の外に目をやる。まるで遠い昔の光景が窓の外にあるような目で見つめていた。
「な~んにも言わないまま、結局卒業しちゃってさ。それで、卒業と同時に原さんは引っ越しちゃったんだ」
はあ・・・とため息をつく。
「それ以来、ずーっと先生は彼女がいない!モテねえんだよな、俺」
だからさ、と武内先生が続ける。
「紫藤がちょっと羨ましいなって」
え?どうしてそうなる?
「ぼ・・・僕、振られちゃってますけど?」
武内先生は、ふっと笑って見せた。
「お前、二階堂に告白しないのか?」
こ・・・告白!?
その言葉に僕は顔がカッと熱くなるのを感じる。
「あ・・・愛里沙は・・・だって・・・だって・・・」
「後悔しないようにしたほうがいいと思うぞ・・・。大人からの・・・忠告だ。先生は、お前を応援するよ」
ぽんぽんとまた、頭を撫でられる。

