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先生♡ロリコンになってください♪
第22章 恋の神様♡のち・・・
☆☆☆
そして、卒業式当日。

式が滞りなく終わり、僕らは最後の帰りのホームルームを行った。
武内先生が黒板いっぱいに大きくてきれいな文字で『祝・卒業 6年2組』と書いていてくれた。その下には、こうあった。

『君たちの未来が輝かしいものであれ』

ホームルームでは武内先生がクラスメートひとりひとりに、その子のいいところを言ってくれた。

「浅丘、お前はテキパキして、何でも早くこなせる。すごい器用なやつだ。頑張れ!」
「飯田、人のために頑張ってたの、先生知ってるぞ。力持ちで、優しい。それがお前だ」
「上原・・・・」
この調子で言っていって、笹丘あたりで先生は涙をボロボロ流してた。
「紫藤・・・お前・・・は・・・大事なものが何か、よく知ってる。その力がお前の宝だ。心のままに、自信を持って進め!」
・・・
「二階堂は、二階堂は・・・まっすぐで、すっごく心が優しい。先生にはよく分かっている。お前は大勢の人を勇気づける力がある・・・だから、お前が、お前が絶対幸せになれ」

あまりにも泣いたものだから、ゴミ箱が鼻をかんだティッシュでいっぱいになってしまった。そして最後に、先生がみんなに向けて言った。

「先生は、このクラスの担任になれて本当に良かった。先生自身も大きく成長したと思う。だから、みんなも・・・これからどんどんいろんなことを学んで、色んな人と出会って、大きくなって、そして、ひとりひとりが、いい人生を送ってほしい。」

こうして、最後のホームルームが終わった。

きりーっつ、礼!

「「さようなら」」
「みんな!卒業!!おめでとう!!!」

最後の最後まで、武内先生は号泣していた。
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