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先生♡ロリコンになってください♪
第13章 てんしの微笑みのち・・・尾行!尾行!
「ひどい目にあった・・・」
僕はため息をついた。

結局、愛里沙の『調教』によって屋上放置プレイをされてしまった僕は、そこから脱出するのに30分もの時間を費やした。

麻紐の結びが甘くなければ、手錠がおもちゃでなければ、僕は一体どうなっていたのだろう・・・。改めて愛里沙の恐ろしさを痛感した。

大体、なんだよ、愛里沙ってば・・・

『秋良が・・・秋良が私より風見先生のことが好きとか、嫌だったんだもん!』
『秋良の・・・秋良の・・・ばかあああ!!!死んじゃええええ!』

って・・・。お前、武内先生が好きで、僕のことなんてどうでもいいんじゃないのかよ。

でも、屋上から駆け出していく愛里沙の顔はなんだかとっても悲しそうだったので、僕は悪いことをしたような気持ちになっていた。

あんなに、怒らなくても良かったかな・・・。

あそこまでのひどい目にあってもなお、こんな風に思ってしまう自分のお人好しかげんにいささか呆れ気味にもなるが、やっぱり、愛里沙には元気で笑っていてほしいと思ってしまう。

とにかく、ものすごい体にダメージがあるし、早く帰って、今日は寝よう。
はあ・・・
ため息をつきながら、学校の玄関を後にした。

「あれ?」

正門に向かう二人の影が見えた。
一人は、武内先生のようだ。もう一人は・・・

げ!

僕は思わず下駄箱の影に身を潜める。そして、向こうからバレやしないかヒヤヒヤしながら、そっと、顔をのぞかせた。

あれは風見先生!

そう、そもそも、僕が愛里沙に『調教』されたのも、元はと言えば風見先生のショタ嗜好が悪いのだ。

何やってんだ?あの二人。

見ていると、何を言っているかはよくわからないが、武内先生はやたらテンション高く、風見先生に話しかけている。風見先生は口もとに手をやり上品にコロコロと笑っている。
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