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❤淫欲母子禁忌旅情❤
第2章 旅の始まり

午後の蒸し暑さが漂う中、沙織と悠は高徳院のすぐ近くにある、長谷寺を訪れた。山門の前に立つと、湿った木々の香りが漂い、セミの鳴き声が響く中で、荘厳な木組みの門が彼らを迎え入れた。門をくぐると、外界の喧騒がふっと遠のき、風鈴の音色が涼やかに響く。参道には木漏れ日に照らされる地蔵たちが無邪気に並び、その優しげな表情に心が穏やかになるようだったが、沙織の内心は穏やかとは程遠かった。隣にいる悠の存在が、ただそれだけで心をかき乱していた。
石段を上る途中、沙織が足を崩しかけると、悠がとっさに彼女を支えた。その瞬間、彼の手が彼女の腰に触れた。熱い感覚が走り抜け、沙織の中で抑えていた感情が一気に暴れ出した。「彼の手が私に触れた……それだけなのに……こんなにも渇望してしまう……」悠の仕草に宿る力強さと優しさ。その一挙一動が、沙織の心を支配し、彼への欲望が湧き上がる。「もっと触れてほしい……もっと彼を感じたい……」理性を振り絞って心の中で叫ぶが、その理性すら彼の温もりに溶かされていくようだった。自然と彼の腕にしがみついた沙織は、悠がそっと肩を抱き寄せると、もう何も抗えないことを悟った。その腕の中に永遠に閉じ込められたい――そんな衝動が、胸の奥から込み上げてきた。
観音堂に着くと、金色の十一面観音菩薩が優雅に鎮座し、その慈悲深い表情が堂内を包み込んでいたが、沙織の目にはそれがどこか遠いものに思えた。今、この胸を満たしているのは悠への止められない感情――愛とも、欲望とも言い難い、だが確実に彼を求める激しい想いだった。堂内の静けさや線香の香りが一瞬その気持ちを和らげるが、悠の隣にいるという事実がその火をさらに煽った。縁側に出て庭園の美しさを眺める間も、沙織の視界は彼に釘付けだった。「この景色さえどうでもいい……私が欲しいのは、悠、あなただけ……」
さらに進むと、石段の先には無数の小さな地蔵が佇んでいた。その柔らかな表情に一瞬安らぎを覚えるが、すぐに沙織の中で抑えきれない欲望が再び燃え上がった。石段を上る悠の背中を見つめながら、彼に触れたいという衝動が抑えられない。「この距離がもどかしい……もっと近づきたい……」地蔵たちが手を合わせる姿に、自分の心の叫びを重ねながらも、沙織は隣を歩く悠に、静かに、しかし熱く渇望の視線を向け続けていた……。
石段を上る途中、沙織が足を崩しかけると、悠がとっさに彼女を支えた。その瞬間、彼の手が彼女の腰に触れた。熱い感覚が走り抜け、沙織の中で抑えていた感情が一気に暴れ出した。「彼の手が私に触れた……それだけなのに……こんなにも渇望してしまう……」悠の仕草に宿る力強さと優しさ。その一挙一動が、沙織の心を支配し、彼への欲望が湧き上がる。「もっと触れてほしい……もっと彼を感じたい……」理性を振り絞って心の中で叫ぶが、その理性すら彼の温もりに溶かされていくようだった。自然と彼の腕にしがみついた沙織は、悠がそっと肩を抱き寄せると、もう何も抗えないことを悟った。その腕の中に永遠に閉じ込められたい――そんな衝動が、胸の奥から込み上げてきた。
観音堂に着くと、金色の十一面観音菩薩が優雅に鎮座し、その慈悲深い表情が堂内を包み込んでいたが、沙織の目にはそれがどこか遠いものに思えた。今、この胸を満たしているのは悠への止められない感情――愛とも、欲望とも言い難い、だが確実に彼を求める激しい想いだった。堂内の静けさや線香の香りが一瞬その気持ちを和らげるが、悠の隣にいるという事実がその火をさらに煽った。縁側に出て庭園の美しさを眺める間も、沙織の視界は彼に釘付けだった。「この景色さえどうでもいい……私が欲しいのは、悠、あなただけ……」
さらに進むと、石段の先には無数の小さな地蔵が佇んでいた。その柔らかな表情に一瞬安らぎを覚えるが、すぐに沙織の中で抑えきれない欲望が再び燃え上がった。石段を上る悠の背中を見つめながら、彼に触れたいという衝動が抑えられない。「この距離がもどかしい……もっと近づきたい……」地蔵たちが手を合わせる姿に、自分の心の叫びを重ねながらも、沙織は隣を歩く悠に、静かに、しかし熱く渇望の視線を向け続けていた……。

