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❤淫欲母子禁忌旅情❤
第2章 旅の始まり

長谷寺を後にした二人は、静かな興奮を胸に秘めながら車で宿へ向かっていた。窓の外には海岸線が広がり、相模湾の波が光を反射してきらめいている。その景色が沙織の心に火を灯し、潮騒が彼女の中に渦巻く感情をさらに煽るようだった。一方で、悠も水平線の果てしなさに目を奪われながら、どこか遠くを見つめるような表情で溜息を漏らした。
そんな中、悠の手がふいにシフトレバーを握る沙織の手に重なった。その瞬間、彼女の心臓は跳ね上がり、指先から全身へと熱が広がっていく。「この時間は特別なんだ……」悠の手の温もりが、彼もまた同じ想いを抱いているのではないかという確信を沙織に与えた。胸が張り裂けそうな想いを抑えきれず、彼女は震える声で言葉を吐き出した。
「悠……好きよ……」
彼の名前を呼ぶだけで、自分の声が震えているのが分かる。「あなたのことが……大好きなの……」彼女の瞳には決意と情熱が宿り、その告白には一切の迷いがなかった。
悠は一瞬驚いたように彼女を見つめたが、すぐに屈託のない笑顔を浮かべた。「うん、僕も好きだよ……」その言葉は静かだったが、確かな重みを持って沙織の心に届いた。
車内には温かな空気が流れたが、夕方の渋滞が二人を現実に引き戻す。十字路の横断歩道の前で車が止まり、車内に静寂が訪れる。昂ぶる感情を落ち着かせるために、沙織はタバコを一本取り出し、大きく吸い込んだ。そして静かに吐き出される煙の向こうで、悠がじっと彼女を見つめていた。
その視線が彼女の内なる感情の堰を崩していく。「こんなにも彼を求めているのに、どうして自分を押し殺していられるだろう……」彼女は心の中で叫んでいた。悠の横顔を見るたびに胸が熱くなり、全身の血が騒ぐ。渋滞の中で車は動かない。だが、沙織の心はもう抑えきれなかった。
さっと、タバコをもみ消し、サイドシートに手をまわして、顔を悠に近づける彼女。
「悠……私、もう隠せない……」彼女の低いが力強い言葉に、悠は目を丸くした。だが、その反応を待たずに沙織は身を乗り出し、全ての想いをぶつけるように彼の唇を奪った……。
そんな中、悠の手がふいにシフトレバーを握る沙織の手に重なった。その瞬間、彼女の心臓は跳ね上がり、指先から全身へと熱が広がっていく。「この時間は特別なんだ……」悠の手の温もりが、彼もまた同じ想いを抱いているのではないかという確信を沙織に与えた。胸が張り裂けそうな想いを抑えきれず、彼女は震える声で言葉を吐き出した。
「悠……好きよ……」
彼の名前を呼ぶだけで、自分の声が震えているのが分かる。「あなたのことが……大好きなの……」彼女の瞳には決意と情熱が宿り、その告白には一切の迷いがなかった。
悠は一瞬驚いたように彼女を見つめたが、すぐに屈託のない笑顔を浮かべた。「うん、僕も好きだよ……」その言葉は静かだったが、確かな重みを持って沙織の心に届いた。
車内には温かな空気が流れたが、夕方の渋滞が二人を現実に引き戻す。十字路の横断歩道の前で車が止まり、車内に静寂が訪れる。昂ぶる感情を落ち着かせるために、沙織はタバコを一本取り出し、大きく吸い込んだ。そして静かに吐き出される煙の向こうで、悠がじっと彼女を見つめていた。
その視線が彼女の内なる感情の堰を崩していく。「こんなにも彼を求めているのに、どうして自分を押し殺していられるだろう……」彼女は心の中で叫んでいた。悠の横顔を見るたびに胸が熱くなり、全身の血が騒ぐ。渋滞の中で車は動かない。だが、沙織の心はもう抑えきれなかった。
さっと、タバコをもみ消し、サイドシートに手をまわして、顔を悠に近づける彼女。
「悠……私、もう隠せない……」彼女の低いが力強い言葉に、悠は目を丸くした。だが、その反応を待たずに沙織は身を乗り出し、全ての想いをぶつけるように彼の唇を奪った……。

