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School Girl
第7章 母・恭子
「はいはい、待ってねぇ」
何度も響くインターホン。
急かされているような雰囲気の中でも、恭子はトテトテと玄関へと向かう。
本人は急いでいるつもりであっても、傍目にはゆっくりとした歩み。
何度目かの音が耳に飛び込んだ時、漸く玄関へと辿り着く。
「お待ち遠さまぁ」
そして、何の躊躇いも無く扉をガバッと開ける恭子。
「ウッ!?」
瞬間に、ドンッという音がすれば、扉は何かに当たったかのように動かなくなる。
「…あらあらぁ…」
呻き声が聞こえ、扉の隙間から顔を覗かせた恭子は、蹲っている人物を見て目を丸くさせる。
「そんな所で何をしてるんですかぁ?」
額を押さえている人物に、いつも通りののんびりとした口調で声を掛ける。
「…う…うぅ……」
自ら開いた扉でダメージを与えたと微塵も気付いていない恭子。
返事が無い事に、サンダルを突っかけて扉の隙間から出ようとする。
「んっ……ん…しょっ……」
僅か隙間に豊満な胸をつっかえながらも、カラダを捩らせて外へと無理矢理出た時だった。
強引に出ようとした恭子。
漸くカラダが隙間から抜け出したと思えば、その勢いの儘で蹲る人物へと近寄っていた。
思わず踏み出した、スラリと伸びる綺麗な脚は蹲る人物へと向かう。
膝を折り曲げて足を開いた状態で蹲る人物。
「ウッ!? っぐぅぅぅっ………」
恭子の綺麗な足先は、見事にその人物の股間へと振り切られていた。
「…あらあらぁ…」
股間を押さえて顔面を蒼白にした人物を前に、やはりのんびりとした声を洩らす恭子だった。