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School Girl
第8章 再び…そして…
「アンタの親もちょろいモンよねぇ」
小柄な真希の腕を掴んで歩く紗耶は、ニヤッと笑みを浮かべる。
紗耶は口八丁で恭子を言い包め、恭子は気分転換にと真希と紗耶を遊びへと送り出した。
「まぁ……友達って思い込んでくれてっから簡単だったけどねぇ」
足が重く進まない真希を、容易く引き摺るように連れ出す紗耶は、下卑た笑みを絶やさない。
「…も…もう……放っておい………」
「あれだけで終わらせる訳ないじゃん」
漸く口を開いた真希だったが、冷ややかな紗耶の声に遮られる。
「それにさぁ……。アンタに拒否権なんてあるわけないじゃん」
真希の前に携帯をちらつかせる紗耶。
指先で抓まれて振れる携帯から、真希の視線は離れない。
淫らな姿を撮られた事が脳を占める。
体の震えが大きくなり、真希の足が益々重くなる。
「ほら、さっさと歩きなよっ」
怯えを見せる真希の姿に、紗耶は更に表情を不気味に歪ませながら真希の腕を引いていった。