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School Girl
第11章 とある朝
「おふぁよぉ……はふぅ……」
短い廊下をペタペタと歩き、擦りガラスが嵌められた扉をガチャッと開け、小さな掌で口を隠しながら欠伸混じりに言葉を吐き出す女の娘。
「あらあらぁ。やっとお目覚……」
リビングで朝食の準備をしていた彼女の母親は、テーブルに落としていた視線を彼女に向けると言葉を失った。
「はぁ……。まぁた…そんな恰好でぇ………」
しかし、それも束の間。
直ぐ様、呆れたように眉根を寄せて口を開いたのだった。
「家の中だから良いでしょぉ」
母親の様子を気にも留めずに、テーブルへと近寄る女の娘。
「だからって、少しは恥じらいってのもぉ」
女の娘の豊満な胸から視線を下ろした母親。
しかし、何の飾り気も無い、無毛の股間が視界に入り、顔自体を背ける。
「お母さんだって、肌に生地の感触あるのイヤなの知ってるでしょぉ?
生まれたまんまの姿が1番楽なんだからぁ」
母親の言葉に僅かながらに頬を膨らませた女の娘。
椅子を引いて腰を下ろせば、座面の冷たさに僅かに顔を顰める。
「分かったからぁ。早くご飯食べてねぇ」
根負けした母親は朝食を女の娘に促すと、流し台へと向きを変えた。
「それにお母さんだって………」
一方の女の娘は、朝から口煩い母親に口を尖らせ、その後ろ姿に不満をぶつけるのだった。