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School Girl
第11章 とある朝
肩までの長さのウェーブが掛かった明るい茶髪。
フリルの付いた白いエプロンの肩紐の下には、細い肩を露わにしたタンクトップ。
細身をそれに包めば、下半身はホットパンツで覆い、スラリとした美脚とも言える形の良い脚を太腿から露わにしている。
女の娘と変わらない程の瑞瑞しい肌をした母親は、姉と見間違えられる程に若々しかった。
「………なの?」
振り返った母親の豊満な胸に目を奪われていた女の娘の耳に飛び込む緩やかな声。
「んぇ? な、なに?」
「だぁかぁらぁ……。時間は大丈夫なのぉ?」
ノンビリした口調で呆れたように吐き出された言葉に、女の娘は点けっ放しのテレビに視線を向ける。
「…ん? んんんっ?
………うわぁぁぁっ」
画面の片隅に映る数字。
見間違いかと何度も目を凝らし、小さな手の甲でゴシゴシと目を擦る。
しかし、無情にも変わる事の無い数字に、パンを咥えていた女の娘の口から取り乱す声が洩れた。
「遅刻遅刻遅刻しちゃうぅぅぅっ。
もお、やっばいよぉぉぉっ!」
それからの女の娘の行動は早かった。