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School Girl
第11章 とある朝
 
 窶れた顔を向け、隈の出た目で胸の上で笑みを浮かべる女を睨み付ける。

「仕事なんかしなくても、ご飯は食べれるし女は抱けるしで良いことだらけじゃない」

 女は男の睨みを飄々と受け流す。

「代わる代わる色んな女を抱けて、男冥利に尽きるでしょ?」

「好きでもない女を抱く程、軽いつもりは無いんだけどな」

 軽口を叩く男の言葉も、嘲笑って意にも介さない女。

 男のモノをワレメで咥え込んだ儘の腰を再びくねらせ始めた。

「とにかくさぁ。アタシも金払ってんだし、楽しませて貰わないとねぇ」

 妖艶な表情を向ける女から、顔を背ける男。

 厚化粧の臭いと、体の上で動き始める女の重量に顔を顰める。

 嫌だと思いながらも、モノから受ける刺激には抗う事が出来ない。

 せめてもの抵抗とばかりに男は固く目を閉じると、脳内で他の女を思い浮かべていた。


…絶対……この儘じゃ…終わらせねぇ………


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