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School Girl
第11章 とある朝
「んはぁっ…はぁっ……もおっ!
何で早く……っはぁっ…起こして………」
自らの寝坊を棚に上げて、母親への不満を口にしながら息を切らせて走り続ける女の娘。
バインバインと豊満な胸を弾ませ、短いスカートを翻してひたすら脚を動かす。
人通りが疎らになる時間帯ながらも、通勤を急ぐスーツ姿の男や井戸端会議に花を咲かせる主婦たちの視線をその身に浴びる。
それでも彼女に恥じらった素振りは無く、始業時間だけを気にして息を切らせていた。
住宅街を抜け、畑が広がる長閑な景色。
朝日が照り付け、景色を見る余裕も無い女の娘の額にも汗が浮かび始めていた。
「はぁっ…はぁっ……もおっ………遠いぃよぉっ」
いくら脚を動かしても、目的の建物が見えてこない。
毎度思っていた不満が、口からアニメ声を吐き出した。
再び数軒の建物が並ぶ地域へと入り、幾度と角を曲がる。
「んはぁっ……あと…少…し………」
家を出て数十分。
漸く見えた建物を前に、女の娘は一段とスカートを翻した。