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School Girl
第2章 秘密
更に時間が経ち、眉間の皴が深さを増す。
苦悶の表情を浮かべて我慢に我慢を重ねながらも、授業を受け続ける。
周りの同級生達は真希が耐えている事など当然気が付きもしないで、黙々と授業を受けている。
いつもなら授業中でも賑やかなクラス。
騒いでいればその騒ぎに紛れて行こうと思えば行けるのに、この授業に限って静かだった。
…もぅ…誰か…いつもの調子で騒いでよぉ…
いつも授業を中断させる程騒いでいる男子生徒を振り返って見ると、机に俯せて寝ているようで宛にならなかった。
静かな中でトイレには行きたくないという一心で、真希はカラダ中にうっすらと汗を滲ませる程苦痛に耐えていた。
しかし、悪い時には悪い事が重なるもので、目の前の教壇に立った教師が真希を指して黒板に答えを書くようにと言ってくる。
「は、はい…」
呼ばれた真希は、辛うじて返事をして椅子から立ち上がった。