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School Girl
第13章 本能
 
「おい……今の………」

 明らかに恭子の声を耳にした様子の店主。

「は、ははっ……な、何で…しょうねぇ………」

 キョロキョロと店内を見回す大男に、乾いた笑みを溢す八百屋。

 その心中は、ドキドキと鼓動を速めて焦りで一杯だった。

「何かよぉ……女の声………しなかったか?」

「そ、そんな事……ある訳ないっスよ。
 や、やだなぁ……空耳じゃないっスかねぇっ」

 ジロッと鋭い眼光に、全身にイヤな汗を滲ませる八百屋。

 チラッと視線を落として見れば、更に動揺は激しくなった。

 膝を立てて四つん這いになって棚の下に隠れている恭子。

 今見てみれば、尻の谷間を通っていた細い紐の姿は無く、腰の脇で結ばれていた紐の姿も無かった。


…な…何しちゃってるんですか奥さぁぁぁんっ!


 心中で叫ぶ八百屋。

 店主を前にして、ノーパンとなった恭子の行動。

 八百屋と違って、依然として淫らな本能が覚めやらなかった恭子の手が、突き出した股間へと伸びていたのだった。

「おい……おめぇ………」

「は…はいぃっ」

 オナニーを始めた恭子に動揺しまくる八百屋。

 怪しげな行動を繰り返している事に、店主が突っ込むのも当然だった。
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