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School Girl
第14章 フタリ
 
 そんな真希の行動を怪訝そうに見ていたシン。

 顔だけで無く、体全体で慌てて背かれれば当然だった。


…あれ…?
…ボク……何か…したかな……


 原因を探ったところで分かりもしない。

 それでも、頭を悩ませていれば、眼鏡の奥の目が大きく見開いた。


…あ……ちょ…あれっ………


 見開いた視線の先。

 そこには、体毎背けた事によって、短いスカートが開けて剥き出しになっている真希の太腿があった。

 瑞瑞しく滑らかで張りのある形の良い太腿。

 美脚とも言われている真希の程好い肉付きがある太腿を前に、シンは鼓動を速めていった。

 元より、他の女子に比べても明らかに丈を詰めている真希のスカート。

 生地の感触がイヤだと言っても程があるだろと突っ込まれる程に、普段から股下数センチ程度だけを隠していた。

 太腿を絶えずチラチラと覗かせていた真希の傍に居る事が多くなっていたシン。

 しかし、真希の艶めかしい太腿を至近距離で見る事に、未だ慣れる事などなかった。

「あ、ね、ねぇっ……」

 股間におにぎりを溢した儘で凝視していたシンに、慌てた真希のアニメ声が掛かった。
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